ありのまま 生きたい
誰もが そう願っている
ありのままの 自分を好きでいたい
ありのままの 自分を受け入れてほしい
ありのままに感じ
ありのままに表現し
ありのまま受け取って
ひたすら上に向かって ずんずん伸びていく
そう生きられたら。
誰もがそう願っている。
それらを さまたげているものは
一体 なんだろう。

*こないだ車の中からとてもりっぱな
イチョウの木を見ました。
見上げると首が痛くなるくらいの 大木で
そこらじゅう あたり一帯に
銀杏をまきちらしているであろう
その老木は
あたかも ずっと昔から
そして今に至るまで
自分の存在を 表現するためだけに
そこに たっているように見えました。
夫の休みの前の日。
遅くに帰ってきたサイヤ人の様子が
なんとなく 違ったので
自分にお茶でもいれながら それとなく聞いてみた。
そしたら。
飲みの席で けんかをしてしまった。と言う事でした。
その日は 月末の定例会で
おまけに専務の誕生日で
専務も同席していたと・・・
細かくは話さないサイヤ人ですが
そんな席で けんかなんて、よっぽど何かあるはず。
話を聞いてみると 案の定でした。
サイヤ人は 昔かたぎ、というか
硬派なところがあって
女性を女性と見ていません。
これはいい意味で、
女性だから、と甘く見たり、見下したりしていない、
ということ。
対等に 人間として扱う事のできる人です。
だから、部下の女性は
仕事上では 厳しい面もあるとは思いますが
ワタシは そんなサイヤ人が好きです。
ワタシも、女だから、女房だから
と一度も侮辱された事はありません。
おおまかにいうと
からまれた 営業の既婚の女性をかばってしまったことから
そうなったようですが・・
とにかく殴りあいにならずにすんでよかった・・・
俺も、もっと大人な対応ができればな。
と 大事な楽しい席を しらけさせてしまった事で
少し がっかりしているように見えました。
今時
既婚者だろうが 独身者だろうが
お酒の席で からまれたりくどかれたりしているところへ
割って入るような男は
そうそういないでしょうが(笑;)
夫は
ガマンできなかったのでしょう。
夫のある人に、しかも
軽はずみなことをすれば
相手も勘違いするし、その人の夫の方にも失礼だ、
と 憤慨したのでしょう。
いつだったか、やはり大きな宴会の席で
サイヤ人を気に入っている女の人と
(はがいじめにされて)無理矢理キスさせられた、
と
すごい勢いで 怒って帰ってきたこともありました。
いつもは穏やかなサイヤ人の爆発ぶりに
周りの人たちは ビックリしたようですが(笑)
感じた事を、素直に相手に
自分はこう感じている、と伝えるのは大事な事。
私はそう思います。
子供の頃は 素直に表現できた事が
年を重ねるごとに だんだん難しくなる・・・
周りの目を気にして
気を遣って・・・
人の評価や、こんな風に見られたい、という思いや
いろんなことが邪魔をして
だんだん本当の自分からかけ離れていってしまう・・・
もしそれが 大人な態度、大人になるって事なら
夫よ、
無理して大人になるな。
かっこわるくても
不器用でも
おこさまでも いいさ。
何を一番大事と感じているか
それを曲げないで つっぱしっている
サイヤ人のままでいておくれ。
それが 私にとって
何ものにもかえがたい光になっているのだから・・・!!