ああ、自慢に聞こえるでしょうね。全然、自慢にはならないんです。うれしいのはうれしいのですよ。初めて、売り物の本に掲載される文章を書きました(雑誌は経験あるんですけどね)。でも、分量はわずか見開き2ページです。46人がかりで書いている本なので、共著者は45名です。一般の書店に並ぶ本ではなくて、保育系の大学や短大の教科書としてのみ編集された本なのです。 元はと言えば、お世話になっている広島大学の七木田 敦先生と福生駅前で飲んでいた時のことです。「僕もいつか本を書いてみたいですよ」と口走った僕に、七木田先生が「じゃ、書いてみる?」と言って紹介してくださったのが、このお話です。何でも、この節だけ引き受けてくれる人が見つからず、仕方なくご自分で書こうと思っていた矢先の出来事だったようです。障害児保育の教科書ということは聞きましたが、引き受け手がいない、なんて聞くとビビッてしまう僕です。どんなテーマなのか聞いてみると、「保育園幼稚園と行政の連携」ということで、何のことやらわかりません。しかし、よくよく考えてみると就学相談の話でいけるんじゃないかと思いつきました。それなら得意分野なので、お引き受けすることになりました。 早速出版社から原稿依頼が届き、新米の僕は律儀に大急ぎで書いてみて、出版社に送りました。こんなに早く書く人はいないらしくて、七木田先生から、からかわれながらも、おほめの言葉をいただきました。原稿もOKをもらえたので、ホッとしました。 そして今日、最終校正が届きました。いよいよ11月には出版されるようです。わずかな関与でしたが、とてもウキウキする仕事でした。またチャンスがあるといいな。 |