発達支援でつながろうin西多摩

発達に支援を要する子どもたちへの教育・保育に関する話題を発信します。
 
2008/10/08 0:03:01|その他
教科書を書きました。
 ああ、自慢に聞こえるでしょうね。全然、自慢にはならないんです。うれしいのはうれしいのですよ。初めて、売り物の本に掲載される文章を書きました(雑誌は経験あるんですけどね)。でも、分量はわずか見開き2ページです。46人がかりで書いている本なので、共著者は45名です。一般の書店に並ぶ本ではなくて、保育系の大学や短大の教科書としてのみ編集された本なのです。
 元はと言えば、お世話になっている広島大学の七木田 敦先生と福生駅前で飲んでいた時のことです。「僕もいつか本を書いてみたいですよ」と口走った僕に、七木田先生が「じゃ、書いてみる?」と言って紹介してくださったのが、このお話です。何でも、この節だけ引き受けてくれる人が見つからず、仕方なくご自分で書こうと思っていた矢先の出来事だったようです。障害児保育の教科書ということは聞きましたが、引き受け手がいない、なんて聞くとビビッてしまう僕です。どんなテーマなのか聞いてみると、「保育園幼稚園と行政の連携」ということで、何のことやらわかりません。しかし、よくよく考えてみると就学相談の話でいけるんじゃないかと思いつきました。それなら得意分野なので、お引き受けすることになりました。
 早速出版社から原稿依頼が届き、新米の僕は律儀に大急ぎで書いてみて、出版社に送りました。こんなに早く書く人はいないらしくて、七木田先生から、からかわれながらも、おほめの言葉をいただきました。原稿もOKをもらえたので、ホッとしました。
 そして今日、最終校正が届きました。いよいよ11月には出版されるようです。わずかな関与でしたが、とてもウキウキする仕事でした。またチャンスがあるといいな。







2008/10/06 23:31:34|その他
両想い・・・
 発達支援と離れることをお許しください。
 今夜はBSで「ハチミツとクローバー」という映画を見ました。青春映画や恋愛モノなどには、斜に構える傾向のある僕ですが、今夜は不覚にも引き込まれてしまいました。作られた虚構の世界と知りつつ、普段は自覚していない心の柔らかな部分を刺激されて、戸惑ってしまいました。
 今、思い出したのは、教員になる少し前ののエピソードです。僕は中学校の女子バレー部のコーチをしていて、年下の高校生の男のコーチが生徒のひとりに好意を寄せていることを知りました。僕は「そういうのって、まずいよな」などと言いつつ、ちょっと妬ましい気持ちを持て余していました。そのうち、何だか覚えていませんがアクシデントが起きて、女子生徒の代表が僕のところに、こわい顔して直談判に来たのです。内容は高校生コーチのことで、僕にあーだこーだと文句を言って、コーチが特定の生徒に冷たくするとかなんとか、いちゃもんをつけたのでした。
 その特定の生徒というのが、件の好意を寄せた女子生徒だったので、僕は訳知り顔で「だって、あいつは彼女のことが好きだから・・・」ともらしたところ、今までこわかった直談判の相手の表情がふっと緩んで「両想いだ・・・」という言葉がたなびいたのでした。まるで、窓がさっと開いて、心地よい風が吹き込んだような思いがしました。
 今なら「ラブラブ」だの「デキてる」だのベタベタするような言葉で表現するのかもしれませんが、その日から、僕にとって「両想い」という言葉が特別になったように思います。
 ごめんなさいね。へんな思い出話でした。







2008/10/06 18:40:17|その他
名探偵モンク
 NHKのBSでやっていたドラマです。今はBSはお休み中で、我が家ではケーブルテレビの「ミステリチャンネル」で楽しんでいます。アメリカではもう7シーズン目に入った長寿ドラマだそうです。そのことがうなずける面白さなのです。
 主人公のエイドリアン・モンクは元刑事。最愛の妻を爆殺されたショックで強迫神経症になりました。潔癖症で人と握手すると手をふかずにいられない。何百とある怖いもののリストを作っていて、週に3回は精神科医にカウンセリングを受けています。そんな彼がひとたび事件に遭遇すると天才的な観察で謎を解いていきます。刑事への復職を願っていますが、ドラマの都合上、今のまま、私立探偵で行くのでしょう。
 ドラマの中でモンクの少年時代が何回も描かれます。周囲になじめず、からかわれ、いじめられた様子です。物や習慣に対するこだわりも、妻の死後にひどくなっただけで、元々あったもののようです。つまり、モンクは僕の見立てでは、発達障害のある名探偵、ということになるのです。
 このドラマはコメディで、モンクの奇行ぶりを面白おかしく描くので笑えます。彼の障害を笑いのネタにしているわけです。でも、不快感がわかないのは、天才であるモンクに敬意を表し、物語のラストではモンクが難事件を快刀乱麻で解決するからなのです。
 障害児学級の教師である僕も、よく子どものことを話題にしては笑いました。障害児を笑いのネタにするなんて、と不快を感じた人もいたかもしれませんね。僕はモンクを観ながら、愛のある笑いってあるよなーなんて、感じてしまうのです。自己弁護かな。子どもに接近して、一体化して、成長を喜び、失敗を糧にして、一緒に育つものだけに許された特権なのかな、なんて。ちょっとまとめられなくなりましたね。ぜひ、ケーブルテレビ加入者の方は、モンクを見てみてくださいな。







2008/10/05 18:27:31|その他
お客様を招きたい
 羽村の勉強をしよう、というと、子どもたちは自分の大好きな場所を教えてくれます。自慢したいんだなーと思います。自分の学んだことを、誰かに自分が伝えるって気持ちいいことですよね。
 だから、羽村の学習を始める時に、目標として、お客様をお招きして、羽村のすてきな場所を案内して、羽村を好きになってもらおう、と提案しました。それが何よりの動機付けになると思ったからです。近いうちに実現させなくては、と思っています。
 勉強って、何かのきっかけで、人に言われなくても、勝手にしちゃう時って、あると思います。僕らは意図的にそういう設定を仕組んでいくことに慣れる必要があると考えています。
 人との交流も同じ事。付き合わなければならない、と決め付けられると、気分は乗らないものです。思わずつながりたくなるような、きっかけ作りがポイントなんだと思います。それから、付き合いたくなるような人選ですね。僕みたいなオジサンになると、仕事はともかく、プライベートでは、付き合う相手を知らず知らずに選ぶようになりますもの。人間関係で、ずっと疲れてきた子どもたちには、それなりの相手を選んであげなければいけないと思います。
 子どもたちが、思わず話したくなるような相手に、学んだ内容を思わず話してしまうような、そんな授業を作ってみたいなーと・・・まあ、これは僕の目標ですね。







2008/10/04 1:28:02|その他
祝5000アクセス!!!
 そろそろ5000かなーとのぞいてみたら、また自分で更新しちゃいました。ありがたいことです。ブログを始めたころの勢いはありませんが、それでも、思いつく限り、更新しようとがんばっています。内容は薄まる一方という気がしますが。
 明日、明後日は珍しく予定の入っていない週末です。家でアンケートやら台本やらを片付けようと思っています。職場体験も本腰をいれないといけないみたいです。とりあえず、今日はこのへんで。