発達支援でつながろうin西多摩

発達に支援を要する子どもたちへの教育・保育に関する話題を発信します。
 
2008/10/03 19:12:09|その他
しりとりのだいすきなおうさま
 妻に頼まれて、小学校の特別支援学級の子ども用の台本を書いています。僕はいつも中学生向けに書いているので、小学生がどれくらいできるのかわからず、ちょっと心配です。原作の絵本はとても楽しいのですが、劇にしたら、あっという間に終わってしまうということで、原作者の許可なく、勝手に脚色してしまうのです。(学校はいつでもこうですが、もしかしたら著作権法に抵触するのかな・・・あまり、外にもらさない方がいいのかも)
 主人公の王さまは、何でもしりとりで並んでいないと気がすまない。晩御飯は、まず王さまが食べたい物を口走ると、しりとりがスタートして、コックや家来が必死に運んでくるという設定です。
 夕食の場面の前に、何かしりとりで周囲が困る場面が必要だと思い、ひねりだしたのが「国名しりとり」です。王さまの誕生日をお祝いしようと、各国の大使が集まっていて、謁見の順番を待っていることにしました。ロシアに始まり、アメリカ、カナダと進み、次は大韓民国(ダで始まる国名は世界でただひとつでした)、クロアチア、アルゼンチンで終了。マジメに並んで待っていた日本大使はお目通りを許されない、という設定です。世界の国名で「に」で終わるものはなかったのです。どうでしょう。
 この新キャラの日本大使が、このまま重要な役回りをすることにしました。思いついたら、うれしくて、ついついセリフをふやしてしまい、早速クレームがつきました。まあ、とりあえず、書き上げて、後は先生方にお任せしましょう。
 よその台本書いている場合じゃないんですけどね。自分のところも、そろそろストーリーを決めていかないと・・・。また、ご披露させてくださいね。ではでは。







2008/10/02 20:17:58|その他
今日も一日・・・
 パソコンの前で過ごしてしまいました。通知表を9割方仕上げて、いよいよ特別支援教育コーディネーターを対象にしたアンケートの作成に入りました。
 インターネットで「特別支援教育コーディネーター」を検索すると21万件もの項目がリストアップされました。似たようなものが多いのですが、丹念にひとつずつ目を通していくと、日本のあちこちでコーディネーター対象の調査が行われているのがわかります。今日は面倒くさがらずに、ひとつずつ見て、気になったものをプリントアウトしました。時間はかかりましたが、楽しい作業でした。
 当たり前のことですが、質問っていうのは、聞く側が答える側のことをよく知らないとできないものですね。もちろん、知らないから聞くのですが、まったく知らないと何を聞いたらいいか、わからないですもの。聞く側が育つことで、答える方も気持ちよく答えられるようになるんです。僕もしっかり勉強していかなければ、と思いました。
 今回は質問紙を作りますが、実際にはインタビューの予定です。コーディネーターの皆さんの答えやすさや答えにくさ、自由な感想をうかがいながら、質問紙を進化させようと考えています。
 〆切は12月の頭なので、どんどん始めるつもりです。
 今からは、台本作りです。小学生向けですが、おやじギャグ満載で行きますよー。







2008/10/02 8:54:36|その他
「迎合」と「共感」
 昨日とあまり変わらない今日です。僕は仕事が休みなのですが、家族全員、仕事やら学校やらに出かけてしまったので、家にいてもつまらないので、職場に出てきています。来れば、仕事はたくさんありますから。
 昔、別の市にいた時、僕のクラスに入学希望者が多く来たことがありました。本来ほかの学校に行くべきだった生徒まで、無理を言って入ってきました。僕としては、保護者の方と面談を重ね、生徒の体験入級を繰り返し、本当にうちでいいのか、という合意を作り上げて、手順は踏んだつもりでしたが、他の学校の先生方からは、「保護者に都合のいいことばかり話して迎合している」と批判を受けました。でも、僕自身は保護者と生徒の利益を守っている、という誇りも自信もあったので、そういった批判は気になりませんでした。僕がしているのは「迎合」じゃなくて、「共感」だ、なんて偉そうに口にしていました。
 ところが、ある時期から、入った保護者の方から「最初の説明と話が違う」というような批判を受けるようになりました。これはつらかったですね。確かにどんなにていねいに面談を重ねても、翌年のクラス状況はわからないわけで、さまざまな変更や予想外の出来事に見舞われます。こんなはずじゃなかった、と言われると、何だか嘘の誇大広告をしたような気分になって、やりきれませんでした。
 今でも、保護者、生徒との「共感」の姿勢は維持しているつもりです。でも、自分自身の柔軟さが失われ、また、システムが自己保全を図ろうとすると、押し付けられた、とか、融通が利かない、といったマイナスの印象をもたれるのかもしれません。
 でも、だからといって、自分を捨てた「迎合」はできませんね。いい意味でも悪い意味でも、僕は経験の積み重ねの上に生きているんですから。必ず、生徒を、親御さんを幸せにする、というキーワードを胸にがんばっていきます。
 朝からヘンな話をしました。仕事しまーす。







2008/10/01 8:54:11|その他
10月です。
 雨の朝になりました。台風は南の海上にそれていってくれたようで助かりました。でも、本土をそれたと言うことは、伊豆諸島直撃ということなんですよね。以前、島の方に叱られたことがあります。自分の視点だけで物を言うな。あなたが助かったために苦しんでいる存在がいるかもしれないことを肝に銘じなさいと。今でもよく思い出すのは、この手の失敗が後を絶たないためですね。この年になっても、失敗だらけの僕です。
 頭の中ではいろいろ悩んでいますが、すぐに文章に表せないことが多いです。特別支援教育コーディネーターのあり方や、僕たちがどのようにコーディネーターを支えるかという方法論や、就学相談のこれからの姿など、少しずつ形にしていかなければなりません。ひとり相撲にならないように慎重を期したいです。
 昨夜妻から劇の台本を頼まれました。「しりとりのだいすきなおうさま」(中村翔子/作、はたこうしろう/絵、すずき出版)という絵本です。何でもしりとりになっていないと気がすまないというヘンな王様の物語。おもしろいです。登場人物を増やし、少しストーリーをふくらませてほしいというので・・・ワクワクしてきました。通知表が終わり次第、とりかかろうと思います。
 ではでは、今日もがんばりましょう。







2008/09/30 6:16:46|その他
おはようございます。
 昨日は、久しぶりに西多摩療育支援センターの吉野邦夫先生の講演を聴く機会がありました。西多摩と北海道を行ったり来たりの毎日のようで、その忙しさはかなりひどいようでしたが、充実しているんだな−と感じました。自閉症についての基礎知識でしたが、新しい内容も多く、勉強になりました。
 その後、羽村市の就学支援の現状をうかがう機会がありました。他の地域の実践に学びながら、システム作りをがんばっている教育委員会の取り組みや現場の悩みをうかがいました。ぜひ、このような現場の方とのミーティングを継続して行っていってほしいと思います。また、システムを作り、手直しするためのシステムが必要だと強く思います。これは、僕たちからも働きかけなければならないと思いました。
 さらにその後、12月5〜7日にゆとろぎで開催される特別支援学級関連行事の打ち合わせがありました。作品展を3日間行い、中日の6日には舞台発表があります。これには、ぜひ多くの方においでいただきたいです。この場で、どんどん紹介していきたいと思います。