専門家と呼ばれたら、それは頭がコチコチに固くなってるって意味かもしれない。
専門家ほど、固定観念にとらわれてしまう人種であると感じる。
専門家ほど言うのだ。 「それは根本的解決になっていない。」
結果が良くてもそう言われる。結果って大事じゃないの?結果なんだから。
事実は小説より奇なりっていうことわざもあるけど、現実って理論どおりにはいかないもんでしょ。
例えば、畜産農家でいつも困るのがハエの発生。専門家は口を揃えて「発生源を特定して対策を」
ハエの発生源ってそんなに簡単に見るかるんですか?私なんて、牛舎中見て回っても、疑わしい場所が多すぎて対策しようがないんですけど。
だから、私はあえて、飛んでるハエを退治する方法をとってます。そうすると、また、いわゆる専門家のみんなに言われるんだよね。「根本的解決になっていない。」
でもさ、飛んでるハエが問題であって、ウジがどこに沸こうが、さなぎがどこにいようが、実害ないじゃん。けっきょく、飛んでるハエがいなくなるように、ウジやサナギ退治するんでしょ。実際飛んでるハエが極端に少なくなれば、目的達成じゃないの?
そもそも、こまめに掃除しない農家だから、たくさんハエが発生しているんであって、その人に掃除しろって言っても無理でしょ。それより、モンスターフライトラップとか、電撃殺虫器とか設置してもらう方が、やってもらえるじゃん。飛んでるハエを気長に駆除すれば、ウジやサナギもそのうち減ると思うんだよね。
だって、実例あるんだから。ヨトウムムシの親、つまりヨトウガの雄をつかまえるフェロモントラップがあるんだけど、雌は取れないから、専門家はあくまで発生状況を調査するものであって、これで駆除はできないって断言してた訳よ。ところが、あまりに取れるから、集団農地全体に設置した人がいて、ずっと設置してたら、ヨトウムシが最終的にほとんど発生しなくなったんだよねえ。結局極端に雄が減るから雌が交尾できなかった訳。
だから、飛んでるハエも気長に効率よく駆除してれば、だんだん発生量が減るかも?ということで、今年も飛んでるハエどんどん取るぞー。 |