アルボス 樹

運動音痴がはじめて出会ったゴルフの楽しさ。 そして幾分なりとも落ち着いて音楽を聴く 環境が出来、良き師匠にも出会うことが出来ました。
 
2015/11/20 16:02:04|レクイエムに魅せられて
プーランク を聴く
フランス生まれのプーランク。古典様式とエスプリに富んだ作品、そして先の大戦の後は教会音楽で得意の境地を開いた作曲家。
プーランクと言えば合唱曲「スターバト・マーテル」、「グローリア」だけでも数枚のCDを所有しておりますが、無伴奏合唱曲は「悔悛の為の4つのモテット」他4曲のみ。

さて本日は合唱曲『黒衣の聖母の連祷(リタニア)』をLPにて聴きました。
宗教曲(教会音楽)としては、異質な感も致します。むしろ現代音楽とも感じられますが、1936年の作品です。
女性合唱の悲痛な声が

主よわれらを憐れみたまえ
われらの祈りを聴きたまえ
われらの願いを容れたまえ

と歌い出します。
過日のフランスのテロ行為に対する祈りでもあると感じます。
『黒衣の聖母の連祷(リタニア)』 心静かに聴くことができました。
 







2015/11/20 16:01:43|レクイエムに魅せられて
HMV 復活
昨日のNHKのニュースでHMV渋谷店が復活したとのこと。当然怨敵はタワレコ。
実にうれしいニュースなのですが、かといって渋谷に出かけることも無いのですがね。18歳の時、原宿に住んでいたことがありますので、渋谷はちとうるさい。
まあ、昔話ですがね。
中古のCD掘り出し物は、新宿東口。吉祥寺あたりがよいのですが、こちらもとんと出かけません。

しかし、それにしても注文したCDが届かない。
実は毎年恒例なのですが、年の瀬も近づくとあちらこちらのCDに手を染めてしまい、ただ今30数枚注文中。しかし、今だ何処も届かない。
今回、いつも通り古楽のCDを何枚かオークションで落札しましたのが一番の楽しみです。
 
HMVさんがんばって下さい。そして早く私の注文したサヴァール先生のCD送ってください。







ハイドン 聖チェチーリアのミサ を聴く

聖チェチーリアのミサ クーベリック&バイエルン放送響&合唱団
ハイドン作  指揮 クーベリック を聴く。

正に70分の大作。聴き終わりましてつかれました。いかに名指揮者クーベリックといえどもご苦労様という感じ。

感想はと申しますと、若干食傷気味。元来ハイドンの曲はあまり聴きません。これほどの有名な作曲家なのですが、私のCDラックにはハイドンのCDはモーツアルトの7分の一、バッハの6分の一しかございません。
交響曲もハイドンは1番から104番までございまして、すべての分野においての膨大な作曲は聴く前から食傷気味と成るわけです。

いかに古典派と申せ、ほぼフルパワーで次から次にたたみかけてくる曲調での聖チェチーリアのミサはさすがにつかれました。
但し誤解の無きよう。品格は最高です。さずがウィーン派最高の古典作曲家であり、モーツアルト、ベトーヴェンに受け継がれた大作曲家です。

まあ、あまり食べず嫌いをせずに時間のあるときに久しぶりにオラトリオ「天地創造」でも聴き直します。

では、次回は「ピノック指揮 ヘンデル作曲 聖チェチーリアの祝日のための頌歌」のココロダー。
 







2015/11/16 20:58:05|レクイエムに魅せられて
イーゴル・マルケヴィチ 振る

追記 追記を頭に書くことをお許しを。
CDが届いた、夕食もそこそに・・・・
まず、録音が1965年である事からそこの所は若干値引きをして聴かねばならない。今のSACD録音などには当然およばない。

指揮者 
イーゴル・マルケヴィチのなんと厳格な演奏か。30度の鋭角な物を突きつけられたような感がする。しかし、30度の鋭角な物も12枚集まれば円になる。鋭く厳格でありながらゆったりとした演奏に高貴なまでの美しさを表現している。
その鋭角な鋭さで作られた円が天に昇り始まると合唱は高揚し、聖セシリア(チェチーリア)を讃え、はるか天空に舞うセシリアを見守りながら静かに演奏は閉じる。


CD: グノ― 「聖チェチーリア荘厳ミサ曲」 (旧西独輸入盤)を入手。

指 揮 : イーゴル・マルケヴィチ

チェコ・フイルハーモニー管弦楽団 & 合唱団
 
ソプラノ : イルムガルト・ゼ―フリート

テ ナ ー : ゲルハルト・シュトルツェ
 
バ ス : ヘルマン・ウ―デ
 
録 音: 1965年6月 Rudolfinum 、プラハ

入手困難かと思われましたが、思わぬ安価で購入できました。
指揮者 イーゴル・マルケヴィチは、ロシア生まれながら両親が革命をおそれて2歳でスイスに移住し、その後フランスで教育を受けたためか、汎欧州的な魅力に富む音楽を聴かせる超個性派指揮者です。

日本では1960年に旧日本フイルハーモニー交響楽団を客演し、当時の日本楽壇に強烈な印象を残したそうです。以降度々来日し、最晩年にもNHK交響楽団などを指揮したそうです。又、指導者としてはバレンボエム氏をはじめ日本の指揮者にも多くの指導をされたそうです。
最晩年には聴覚を失いつつ、厳格な指揮をし、多くのファンに感銘を与えたと記されております。なかなか日本とは関わりの深い指揮者とのことですが、私のコレクションには、多分1、2枚しか彼の作品は無いのではと感じます。

奇しくも、カトリック教会では毎年11月22日に、殉教した聖セシリア(Cecilia, 紀元2〜3世紀頃)を祝う「聖チェチーリア祭」が行われます。「聖セシリア(チェチーリア)」は紀元2〜3世紀頃にローマで生まれた聖処女で、音楽を愛好し信仰の力によって数々の奇跡を起こしたと伝えられ、カトリック教会では音楽家(特に教会音楽とオルガン音楽)と盲人の守護神とされています。

是非とも、11月22日は「聖チェチーリア荘厳ミサ曲」 を聴きまくります。



 
 







2015/11/13 15:22:03|レクイエムに魅せられて
しびれついでに しびれてみたい
Mess de Sainte Cecilie /セントチェチーリア・ミサ  グノー作曲にしびれてしまいました私は、同じ題名の曲はあるのか、あるいはグノー作のこの作品をどなたか別の方が振っておられるのか。

そこで見つけました物が、

聖チェチーリアのミサ クーベリック&バイエルン放送響&合唱団
ハイドン作

クーベリック氏は私の好きな指揮者ですし、ハイドンのこのミサ曲は如何に、如何に・・

そのほかにも、ヘンデル作の物も聴いてみたい。

指 揮 : イーゴル・マルケヴィチ  チェコ・フイルハーモニー管弦楽団 & 合唱団のグノー作も聴いてみたいと、例年暮れになりますと何となくCD欠乏症に襲われる私でございます。