過日、私のクラッシックの師匠からご指導頂きましたCDでご紹介しておりませんでした1枚から。
ミニマル作曲家の大家。テリー・ライリーは既に何曲かご紹介しておりますが、今回は、『ワン・アース、ワン・ピープル、ワン・ラヴ』 クロノス・クァルテット(5CD)の中から
Disc1:『Sunrise of the Planetary Dream Collector』 1. サンライズ・オブ・ザ・プラネタリー・ドリーム・コレクター (1980) 2. 『太陽の環』より「ワン・アース、ワン・ピープル、ワン・ラヴ」 (2001) 3. クライ・オブ・ア・レイディ (1990) 4. G-ソング (1980) 5. ラクリモサ−ケヴィンを偲んで (1998)(未発表音源) 6. カデンツァ・オン・ザ・ナイト・プレイン (1983)
5枚組CSのタイトルとも成っております2番目の「ワン・アース、ワン・ピープル、ワン・ラヴ」。聴き終わりました感想はと申しますと。 One Earth, One People, One Love (From Sun Rings)はライリーの独特の作品手法が使われ、その緊迫感は常に音楽のジャンルに革新的試みのように感じられます。聴き手は宇宙船に、そして今は廃墟と化した地球からコンピューターの声で、One Earth, One People, One Love・・・・・One Earth, One People, One Love・・・・と繰り返されやがてそのコンピューターの音量も小さく、途切れがちに・・・・
常に警告のメッセージを発するライリーの音楽をクロノス・クァルテットが見事に演奏しております。 このような音楽が、音楽の世界に留まってくれることを願わずにはおられない世界観。 そして、「Cry of A Lady」 と続きますが、これは古楽のチャントのような響き。
聴き応えのある1枚でした。
Disc4:『アダムのためのレクィエム』 も聴いてみたい物です。
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