カウンターテナーとは、クラッシック音楽における成人男性歌手のパートの一つで、女声に相当する高音域を歌う。カウンターテノールとも言います。 変声を過ぎた男性が裏声(ファルセット)や頭歌を使って、女声パート(ソプラノ等)あるいは女声に相当する音域を歌うことを言いますが、ボーイソプラノや、変声前に去勢することで高音域を保つカストラートとは区別されています。
実は、私 唯一声楽のパートで嫌いなのがこのカウンターテナーのパートなのです。特にテレビでの演奏は絶対と言っていいほど見ません。世界には有名なカウンターテナーの方が大勢おられますし、たとえばスラヴァさん、又日本の方の実力も世界で認められるほどです。
ボーイソプラノはすばらしくフォーレのレクイエムなど女性の方より、コボルが振った時のボーイソプラノの方がすばらしいと感じるのですが。
しかし、2014年40年間の活動を停止したヒリャード・アンサンブルのカウンターテナーであるディヴィッド・ジェイムズさんの歌声はなんとすばらしい声なのでしょうか。そしてこの4人のアンサンブルにはなくてはならない逸材です。
今回、私のクラッシックの師匠が ECM最後のレコーディングアルバムをお送り下さいました。 改めて、ヒリヤード・アンサンブルのCDを思い出しますと、なんと多くの感動を頂いたことか。
モリムール。オフィチウム。ムネモシュネ。祈りと賛歌。そしてペルトのヨハネ受難曲等々です。
ヒリャード・アンサンブルは永遠に不滅です。 |