アルボス 樹

運動音痴がはじめて出会ったゴルフの楽しさ。 そして幾分なりとも落ち着いて音楽を聴く 環境が出来、良き師匠にも出会うことが出来ました。
 
2016/10/08 12:56:27|レクイエムに魅せられて
ロストロポービッチ カンチェリを弾く
ロストロポービッチによるカンチェリの作品を聴きました。
1  シミ(チェロとオーケストラのための) 
2 マグナム・イグノトゥム(木管アンサンブルのための)

 シミ
ロストロポービッチの弾くチェロが繰り返し低音で響き、消え入るかと思われたが、やがてその響きは一つの『核』を形成しピアノが力強くその『核』を浮遊させ始める。
やがて最大化するように思えた『核』は静かに天空と地上を凝視する。ビアノは一点・一点を確認するかのように響き、一条の光を探し出す。
光は力強さを内包しチェロの『核』に突き進む、しかし『核』は活性化と沈静化を繰り返すが、自らを呪いつつ火炎に包まれて消滅する。
天空と地上は穏やかなピアノに促され息吹を持って新世界の形成を試みるが、『核』は時折台頭しては消え入り、希望と混濁は新世界を示し得る道標はない。

マグナム・イグノトゥム(木管アンサンブルのための)
歴史の真実を伝えようと『語り部』は諭すように語りかけるが、警告の意を聴く者はいない。
時は止まり無機質の空間が存在するだけである。やがて時の鼓動を感じさせる希望を予感させるが胎動には至らない。
新たな『語り部』が『なぜなのか、なぜなのか』と聴衆に問うが、しかしその問いに答えるべく賢者はいない。
天の啓示も予言者も自ら存在を否定し、時は動かず息苦しいほどの静寂が空間を跋扈する。
突然、鐘の音がかすかに聞こえこだまし、時は動くかのように思えた次の瞬間 曲は突然終了する。

カンチェリ節 ここに極まりぬ。







2016/10/05 15:00:00|ゴルフ 武者修行
武蔵丘カントリー だ

最近は月一ゴルフもままならず、8月は0回。9月は1回のプレーでした。
10月13日に役員7人と兼務役員2名でのコンペがありますので、あまり下手では申し訳ないと感じ本日お忍びゴルフ。

場所は当家から車で40分の武蔵丘カントリー。
タイガーウッズが初めて日本に参りましたときプレーしましたゴルフ場です。
近々に樋口久子記念女子オープンも開催される名門コース。
キャンセルでもあったのでしょうか、1枠だけ安い予約がありましたので、ソレーということで3人でプレー。

11年ほど前はよく通ったコースですし、正月の『木曜会コンペ』は必ずここで開催をしておりました。

懐かしさに感激しきり・・・・ で終わってみれば練習の甲斐もなくいつもと同じ。
ラフが厳しい。ボールが見つからすロストボール新記録。

新しく買い求めた 『真実の転がり』パターもまあそこそこで次回は元のパターを使う方が安心と感じた次第でした。

 







2016/10/05 9:24:37|ゴルフ 武者修行
オリンピック ピンバッチ
次回開催 東京オリンピックのピンバッチを頂きました。
スーツには会社社章を付けておりますが、その下にピンバッチをつけました。
考えてみれば4年間は付け続けることとなりますね。
妻曰く 都知事と同じだね。 当然同じバッチですが、何を言いたいか・・・・

明日は、北島三郎さんの55周年記念公演を高輪まで聴きに行って参ります。
ディナーショウではありませんが、ちょっと遅めの昼食付きで・・・・
う・・・・・ 高・・・・・
一日2回公演で2000人集めますと・・・・ やはりトッププロはすごいで
すね。
     







2016/10/03 17:27:00|レクイエムに魅せられて
「一貫したテンポで」
ギア・カンチェリの「一貫したテンポで」を聴く。
01. Time... and again  タイム…アンド・アゲイン
02. V & V        V+V"
03. In l'istesso tempo  ピアノ四重奏曲「一貫したテンポで」

Time... and again
直訳すれば時間 そしてもう一度。
しかし時間とは何か。私にとって時間とは3・4歳から死ぬまでが時間であり、それ以前の時間も、それ以後の時間も観念、いや概念の世界でしかあり得ない。
時空間に生かされいてるすべての世界観。
穏やかなフレーズでピアノとヴァイオリンが交互に不協和音と透明感を奏であい、耳をそば立てても聴くことができない静かなフレーズ。それはミクロにしてマクロ。
0から∞。さらに0から1の間も実は無限大の数値で成り立っている。
静かに現世に生かされていることへの朝の祈り。静かな朝の祈りは第一楽章へと回帰する。

 V & V   V+V"
カンチェリ節 難解。純粋哲学。 解説不可能。

In l'istesso tempo
この曲は解説不要。 聴くべし。
穏やかな旋律が淡々と流れ、初老の親父のちょっと気取った子守歌。まあ時々フォルッテシモでどきりとするが、かえって眠気はますばかり。
最終章は『お目めにハトがとまったよ・・』。

でも 昨日聴いた上原さんのJAZZ]『トムとジェリー』を思い出しては NG。
追記あり。

さて、今夜はもう一度 ギドン・クレーメル/ニュー・シーズンズに納められているカンチェリ:エクス・コントラリオを聴き直して お休みなさい。
 







上原ひろみ
今日は仕事休み。ということで早朝から上原ひろみさんのジャズを聴くことと致しまして、なにげにボリュームはカンチェリで設定したままの音量。

と・・・突然 激しいビアノの演奏が始まりまして、急きょ一時停止でボリュームを下げてからの演奏開始。深夜で無くて幸いでした。

女性ピアニストとは思えないほどの力強さでがんがんやって参ります。
夜の演奏会にはちょっと不向きかな・・・
しかし、演奏はアップテンポで心地よくドラムやサックスとの掛け合いも最高でした。
ボーナストラックには、私の大好きな「トムとジェリー 」収録。

早朝からエネルギーを頂きました。 あんがと。

追記
「トムとジェリー」は本当に楽しい曲です。デレビでご覧になった方はご存じの通り、どたばたがそのまま音楽になり、追っかけこや、フライパンで叩いたり、早周りして罠を仕掛けたり、本当に楽しい曲です。そして戸張がおりる頃、トムもジェリーも自分の寝床に戻ります。何となくメランコリックな感じが二人の仲良しさを感じさせます。
そして夢に出てくるのは、今日一日のドタバタで、明日も楽しい日が待ってるのでしょう。