アルボス 樹

運動音痴がはじめて出会ったゴルフの楽しさ。 そして幾分なりとも落ち着いて音楽を聴く 環境が出来、良き師匠にも出会うことが出来ました。
 
2017/07/29 11:27:17|レクイエムに魅せられて
グレッキ を 聴く
昨日 飯能グリーンCCから帰りますと、私のクラッシックの師匠から30枚ほどのCDが届いておりました。
早速 今朝は5時からお送り下さったCDのチェック。
その中にグレッキの作品群がございまして、今日はグレッキ漬けと参りましょう。

1933年ポーランド生まれの作曲家。グレッキはパリでメシアンに師事し新しい音響空間を模索。その後中世的・神秘主義的な曲調に傾倒していき、享年77歳で2010年に没しました。

私は今までに交響曲第3番 『悲歌』(悲歌のシンフォニー)とビアノ曲『すべてあなたのもの』しか聴いたことが無い作曲家です。又、クラッシック音楽作品名辞典でも半ページほどの紹介しかない作曲家です。(辞典が1996年 第一版ですからね)
しかし、現代音楽を聴くとき彼の作品はその生い立ちとは切りはなすことのできないであろうと感じます。アウシュヴィッツ強制収容所の地で7歳の少年グレッキは何を思い、何を感じたのでしょうか。
グレッキは、「人間は生まれる時代と場所を選ぶことはできない」と言っています。

一番最初にクロノス・クァルテットによる弦楽四重奏曲第1番『すでに日は暮れて』作品OP62.同第2番『幻想曲ふうに』作品OP64から聴ました。

55歳、58歳の時の作品ですが、非常に緊迫感があり、旋律の繰り返しと半音階の上下は不安感を一層まします。そして時には静寂が。

しかし、時代背景や曲の構想を無視しても、すばらしい旋律がちりばめられた弦楽四重奏曲でした。

収録曲
  1. すでに日は暮れて(1988)〜弦楽四重奏曲第1番 作品62
  2. 幻想曲風に (1990 / 91) 〜弦楽四重奏曲第2番 作品64:ラルゴ・ソステヌート〜メスト
  3. 幻想曲風に (1990 / 91) 〜弦楽四重奏曲第2番 作品64:デチーソ〜エネルジーコ:フリオーソ、トランキッロ〜メスト
  4. 幻想曲風に (1990 / 91) 〜弦楽四重奏曲第2番 作品64:アリオーソ:アダージョ・カンタービレ
  5. 幻想曲風に (1990 / 91) 〜弦楽四重奏曲第2番 作品64:アレグロ〜センプレ・コン・グランデ・パッシオ

 








2017/07/22 12:51:20|ゆき と コユキ
子は宝
我が家の宝 こゆきちゃん

クーラーの付いた私の部屋の布団で一足先にお休み。

あー かわいい。 親ばかですが・・・・・・。







2017/07/20 17:48:37|ゆき と コユキ
お局様
我が家の愛猫 こゆきさん。
今年で猫さんとしては、結構なお年になりました。

結果 お壺様。  いえ お局様。  

よ お局様。       いや単に 涼しいので床の間の壺の横に。

お後が宜しいようで。







オイゲン・キケロ
ここ3日ほど、JAZZを聴いています。しかし、なかなかJAZZに関してブログを綴ることは難しく、なんと表現したものか・・・・・・・。

さて、オテゲン・キケロなるJAZZビアニストの曲はクラッシックの曲をJAZZ化しての作品。
1 Swinging Tshaikovsky スウィンギング・チャイコフスキー <1966年/LP/CD>
2 Spring Song 春の歌 <1983年/LP/CD>
3 Rokoko Jazz2 ロココジャズ2 <1987年/LP/CD>

いずれも。クラッシック曲としては有名な曲をJAZZ化しての演奏。
バッハ。モーツアルト。メンデルスゾーン等々私に取りましてはなじみの旋律が見事にJAZZとして演奏されております。

このオイゲン・キケロなる御仁は幼少の折はクラッシックビアノをを習われていたとのこと。神童。天才といわれた彼は兄の影響を受けてやがてJAZZの世界に。
私が申しますのは、いささか気が引けるのですがピアノのタッチはさすが、歯切れの良さはJAZZ知らずの私でも気分は明瞭。

さてさて、こうしてJAZZを聴いておりますと、ふと年代別のJAZZマンの相関図を作ってみようかななどと考えてしまいます。どなたと誰それがいつどんなセッションをくんでどこぞで演奏していた。エクセルで縦が年代として横に演奏者で・・・・リンクを張って曲名を記録・・・・・云々。

あ。あぶない・・・・・・・・ そんなこと始まったら、頭の先までJAZZにどっぷりと浸かってしまう・・・・・・・・ あぶない。 んーーーーー君子危うきに近寄らずのココロダー。

で、リストでもおききになりますか。







2017/07/15 13:54:07|レクイエムに魅せられて
サヴァール スペインを語る
指揮者でもあり、弦楽器の奏者でもあるサヴァールのCDを聴きました。

スペイン南部 地中海そばの都市 GRANADA(グラナダ)の古楽1013年から1502年までの曲です。
グラナダと言えばテノール歌手のバヴアロッティーやドミンゴの歌う曲名でも有名な曲もございますが、今回のCD古楽はイスラム王朝の栄えた500年の文化の流れを時代とともにひもとき、アルハンブラ宮殿でも演奏されたであろう歴史的音楽構成となっております。

そして、もう一枚のCDは、ガルシア地方に伝わる中世の音楽。
ガルシア地方は同じくスペインの北西部、南はポルトガル北は太平洋をまたげばイングランドです。
ここでは、サヴァール自らが、ルネッサンス時代に用いられたウィエラやレベックという擦弦楽器を演奏しておられます。

スペインの北と南。若干時代は違っても同時に聴くことができましたのは本当に幸いです。

今まで、サヴァールのCDを沢山聴いて参りましたが、西洋から東洋に流れゆく音楽の変遷をまとめることはサヴァールのライフワークなのでしょうか。

バルカン半島と主題とした『バルカン・スビリツ』。『アルメニアの心』。地中海の音楽、イスタンブール。そして、西洋から東洋に。ついには日本の音楽までも編纂し続ける『エスペリオン』シリーズは21世紀の音楽の揺るぎない財産となることでしょう。

サヴァール先生のご健勝であることを祈ります。
そして、今回も多数のサヴアールの音楽をご指導下さいました、私の師匠に感謝いたします。