都教組西多摩支部(西教組)

 
2009/10/02 11:57:02|教育条件の改善を
どの子も大切!!
「ぼくにもできる!」
「わかるようになってうれしい

学校はこういう経験を通して、「自分の素晴らしさ」に気がつくところです。
どの子にも「仲間と共に成長したい」という願いがあると思うのです


今、東京以外の各県では何らかの形で少人数学級が実施されており、「少人数学級(30人学級)実施による教育効果」の成果が競うように掲げられています。なのに、東京だけが未実施です

東京都は、「すべての子どもの成長をはかるためにお金をつかうのはムダ」「エリート養成こそが、今の教育の課題」と言ってはばからず、「小人数授業(習熟度別)」の押し付けをしてきました
どんなに教育現場で工夫しようと、本質的に子どもを「できる子」と「できない子」にえり分ける教育からのがれることはできません


子どもたちにとって、生活のあらゆる場面が大切な成長・発達の場です
クラスの中で、友だち同士教えあい、仲良くなる。
そうしてどの子も勉強がよくわかり、一緒に伸びていく。
授業や行事、遊びなどを通じて豊かな人間性が育つ。
そんな学校をつくっていきたいのです

そのために、一刻も早く、東京の子どもたちにも、少人数授業でなく少人数学級(30人学級)を実現してあげたいのです


私たちは、東京でも30人学級の実現を!また、お金の心配なく学べるように…など、すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための署名に取り組んでいます。ぜひご協力いただければと思います。







2009/09/28 15:49:09|教育研究活動
夏の教研集会報告
今年の夏の教研集会は、8月29日(土)に、羽村市生涯学習センター「ゆとろぎ」で開かれました。
午前中に、3つの分科会(国語 算数・数学 元気勇気の会)、午後には全体講演会が行われました。
≪「困った子」をどう受けとめるか――子どもの発達によりそって――≫と題して、竹沢清氏(元愛知県千種聾学校・中部学院大学講師)の講演でした。 (西多摩の教育9月号より抜粋)

  
竹沢先生の講演は、ろう学校で実際に関わった子ども達の姿を通して、子どもたちの持っている内面の豊かさや可能性の大きさを、あらためて私たちに教えてくれました。竹沢先生の身振り手ぶりをまじえての講演は、先生が関わった子どもたちの姿を生き生きと、私たちの目の前に映し出してくれました。

知的障害をもつ子の事例では、はじめは否定的にしかとらえられないバラバラなしぐさが、じっくりとその子を見守る中で、だんだんと一つながりのものと見えてくる。そうするとその子を受容することができ、適切な指導にも結びついたと語ってくれました。

「子どもがわかる」とは、子どもに寄り添いながら、「その子の願いがわかることだ」ということを、あらためて教えられました。

竹沢先生は、「子どもを指導する」とは、「子どもをその気にさせること」であると言い、子どもの意欲を引き出したり、子どもたちと共感的な人間関係を作り上げていくうえで、教師の動作が大きいことも大切であるとおっしゃいました。

また、私たち大人の在り方にもふれ、「私たちの人間を見る眼の育ち具合に応じてしか、子どもは見えてこない。」「真の子どもの発見は、私たち大人の側の自己否定や自身の弱さの自覚をともなうものだ。」とも言われました。

「私にとって、教育とは、自分を変え、子どもを変え、社会を変えること」と語る竹沢先生は、同時に、教師の楽しさ、生きがいを、“子どもと出会える喜び”と言い、「私たちは、子どもたちの発達を通して、実は私たち自身が自己実現をなしていくんです。」「子どもの(成長の)事実に励まされて、私たちは親や教師になっていくんです。」と明言されて話をしめくくられました。
 
【アンケートから】
・竹沢先生のお話をお聞きして、真正面から受けとめるだけではなく、裏側を読むことをあらためて学びました。笑いあり涙あり、あたたかいお話でした。
・ 問題行動を否定したり、マイナスのイメージで捉えるのではなく、問題行動の中に、その子の願いを探すことの大切さを学びました。
・「人間の面倒くささの中にもおもしろさがある」で始まった話。たくさんの例で、人間の心の動き方の複雑さ、奥深さを再認識しました。
 
  







2009/09/14 10:50:54|小中一貫校
羽村小中一貫校地域学習懇談会
9月11日(金)羽村で小中一貫校が、真っ先にスタートする予定の武蔵野小・第3中近くの三矢会館で、地域学習懇談会が開催されました
市民・教職員・保護者・市会議員等43名の参加でした

羽村市の教育委員会からは、羽村市の取り組みの現状、
また、足立区の現場の先生からは一貫校の子どもたちや先生のリアルな実態が報告されました。


保護者からは、

「一貫校よりも、一人一人の子どもたちにきめ細かに目を向けて欲しい」
「中一ギャップでケアが必要というが、中学校では受験で苦しくなっているのが実態ではないか」
「一貫校をつなぐ陸橋に2億円より、別なところに予算を使うべき」
など、市教委に切実な声が寄せられました。


また、足立の先生からは、

「4.3.2制では、5,6年生の活躍の場がない」
「一貫校の小学生の48%しか、一貫校の中学校へ進学しない」
「開校の年は特に、毎日すりあわせの会議があり、子どもの相手ができなかった。その中で、生徒の荒れが広がった」
「先生の半数が異動、校長も異動が激しい」
など、想像以上の大変な状況に、参加者はビックリ


やはり、30人学級の実現こそ、羽村の教育をよくしていくのでは
というわけで、署名のお願いもさせて頂きましたよ〜







2009/09/07 17:04:02|働きやすい職場に
できましたぁ〜
ついに、西多摩版『主任教諭』黒書ができあがりました

今年度から導入された「主任教諭制度」について、職場からの率直な意見を募集し、今日までに寄せられたものをまとめました

主任教諭の役割もよく知らされないまま急遽募集が行われ、
選考、任命と進む中で、
さまざまな疑問や疑念、不信や不安が
職場に渦巻いていることがよくわかります。
ぜひぜひ読んで頂きたいです〜


お忙しい中、ご意見を書いて下さったみなさん、ありがとうございました。そして、更にたくさんの方のご意見をお聞きしたいので、黒書第2弾?にむけて、まだまだご意見お寄せくださいね







2009/09/02 11:29:59|小中一貫校
どうなるの?小中一貫教育校!
羽村市は、来年2010年秋頃から、武蔵野小学校と羽村三中を「隣接型小中一貫教育校」として、モデル実施しようとしています。そして、2011年4月には正式に開校する予定です。

さらに、2012年4月には「分離型小中一貫教育校(武蔵野小・三中以外のすべての学校)」を開校する計画です。


でも、現段階において、

学区は?
制服は?
PTA組織は?
小学生も中学生と一緒に部活動?
授業時間は50分?

等々の詳しい説明がなく、不安や疑問の声が多く上がっています


これらの疑問点について保護者、地域のみなさんと共に考え、意見を交流したいと思い、学習懇談会を計画しました

是非多くのみなさんの参加をお待ちしております


「羽村市の小中一貫教育校どうなるの?」

2009年9月11日(金)19時〜21時

三ツ矢会館 2階和室

 第一部「羽村市の小中一貫教育の取り組みの現状について」 羽村市教育委員会
 第二部「足立区の小中一貫校の現状」 足立の教員
 第三部 懇談会