マルちゃんディレクターがやってきたのはとある体育館です。
実はここに、
あの
はやぶさ2の実物大模型があると聞いてやってきたのですが…
!
小惑星探査機はやぶさ2は、小惑星
「リュウグウ」から貴重なサンプルである
砂を採取し、
2020年12月に地球に帰還しました。
実物大模型の展示は、
一人でも多くの子どもたちに宇宙に興味関心を持ってもらいたいと
の思いから企画されたのです!

体育館の中に入ってみると…はやぶさ2の実物大模型がありました!大きいですね〜!

今回展示されたはやぶさ2実物大模型
「たけとよモデル」は、
愛知県武豊町にあるNPO法人ギガスターが手がけたもので、
制作メンバーが組み立ての指導にも参加していました。
制限の多い宇宙空間では、スペースを省いた効率的な運用が大切です。
たけとよモデルは、
実際のはやぶさ2と同じように太陽光パネルが折りたたまれている
部分を再現していて、
配線など細かい部分も精巧に作られた大型模型なんです!
大人10人ほどで組み立て作業が進んでいきます。
地震対策が施された台車に固定された模型は、
あえて
機体を斜めにした状態で展示されているそうなんですが…実はこれは不時着した時の姿を再現したもので、
機体の全てを見るためにこの角度がちょうど良かったのだそう!
今回の展示を企画したのは福生市在住の
深津貴成さん!深津さんは、理科系のイベントや天体観測会を企画運営する
「まると」を主宰しています。
精巧な実物大模型を間近で鑑賞してもらいたいのはもちろんですが
、深津さんが特に力を入れたのが
「解説を聞いた上で鑑賞してもらう」ことでした。
例えばはやぶさ2の
サンプラーホーン。
これは砂を採取したあと機体から外れて地球に戻ってくる地球帰還
カプセルで、ポリイミドという素材が使われているのですが、
この素材はひっぱる耐性でいうと鉄の10倍くらいの強さが
あるんだそう!
ターゲットマーカーというものは、小惑星の着陸予定の場所にあらかじめ投下しておいて、
このターゲットマーカーに向けてフラッシュをたいて写真を撮って
みると反射材によって視認性が上がり、
着陸ポイントがわかりやすくなるという灯台の役目をするものなん
です!

このように詳しい説明を聞きながら鑑賞すると、
何十倍も楽しむことができそうですよね。
そんな深津さんのモットーは
「面白さを伝えたい」。
サイエンスの奥深さを伝えたいとお話されていた深津さんは、
福生三中での展示会を皮切りに、
福生市内にある7つの小中学校で実物大模型の巡回展示を行う予定
です。
解説を聞いていた生徒さんたちも興味津々の様子でしたよ!
深津さんの解説を聞いた生徒さんたちの中から、将来、
宇宙関係の仕事をする生徒さんが出たら嬉しいですよね

(2021年9月現在の情報です)
============
まると
福生市熊川1023-8
TEL 042-848-2245
============