みなさんのお家や周囲で、イヌの横姿のような絵が描かれたお札を目にしたことはありませんか?火難・盗難除けのお守り、ということはご存知かもしれませんが、その「お狗様」にまつわる伝説はご存知でしょうか。
マルかじりでは、西多摩の民俗学・風習を調べている小川さんから「西多摩に古くから残る、世にも奇妙な伝説と風習がある」という情報を聞き、今回この伝説について調べてみることにしましたよ〜!
青梅市小曽木5丁目、岩蔵温泉郷近くの
小曽木御嶽神社では、昔から氏子の皆さんによって、「御狗様」へご飯をお供えする「お炊き上げ神事」が脈々と受け継がれてきました。
年の瀬になると、村の守り神として敬われている「お狗様」へお供え物-山盛りに炊いたご飯と塩-を捧げ、来年の無事を祈ります。お供え物にお狗様の足跡「お手」がつけば、来年はいい一年に。つかなければきまって災いが起きるのだとか・・・。
お狗様の祠に安置されているご神体には、裏面に「景行40年」の文字!今から約1800年前から、この地区に存在した信仰なんですね。
しかもこうした信仰は、ほかにも
成木の安楽寺、
御岳山の武蔵御嶽神社など各地にあるようです!
師走の6日、日曜日。早朝から準備にとりかかり、午前9時、お炊き上げ神事が厳かに始まります。お供え物を先頭に、神主、神社壮大、氏子の順で本殿へ。その横に佇む小さなお社の中に「お狗様」が。意外とかわいらしい姿・・・

この日から、「お手」がつくまでこの神事が続きます。お手がつくまでは皆さん心もとない気持ちなんだそうです。来年の無事がかかっているんですから、それも無理ないですよね。解決隊員も、気になって密かに確認に行きました。なかなかお手が確認されないままに6日が過ぎ・・・ついにその朝がやってきました!ご飯のお供え物にくっきりと残された「お手」の凹み。
地域の皆さんが待ちわびた、神様の手形です。それは奇しくも大安の朝のこと。関係者の皆さん同様、ほっと安堵した解決隊なのでした。
形の見えないもの、神秘的なものを疑いの目で見る人も多い時代ですが、こうした風習と神事は、地域の皆さんの心のよりどころとして今も、そしてこれからも生き続けていくことでしょう♪
2010年も、皆様にとって素晴らしい一年となりますように!