昨日の夕方から大雨洪水警報が出て、車軸を流すような激しい雨と稲光の乱れ撃ち。どうなることかとどきどきしました。打ち合わせで出かけていた娘からSOSの連絡があるのではと、晩酌をがまんして待っていたのですが、夜10時過ぎにひょっこり徒歩で帰ってきたので、力が抜けてしまいました。また、昨日は市の海外派遣事業でアメリカに行かせていただいていた息子が2週間ぶりに帰宅。見た目ではわかりませんが、内面はひと皮むけてきたような気がします。貴重な体験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。こんなに長期間、息子が留守をしたことはなかったので、戻ってきて、やっと家族パズルのピースがそろったようで、ホッとしました。 嵐のあとの涼しさ・・・と言えますね。今朝は湿気はすごいですが、気温が低いので快適です。今日の午後は大正大学の玉井邦夫先生の講演会です。玉井先生は日本ダウン症協会の理事長(だったと思うのですが)として有名ですが、専門は子どもの虐待を中心とした家族支援と言っていいと思います。 僕が玉井先生を知ったのは、先生の著書である講談社現代新書「《子どもの虐待》を考える」を通じてです。今から5年くらい前でしょうか。僕が3年かかって子どもの虐待を発見した、という実践論文を書いたところ、読んでくださった大学の先生が、冒頭の子どもの様子を書いた部分に目を通しただけで「ああ、虐待のケースね」と看破されたのです。子どもが告白してくれるまで3年もの間、虐待に気づかなかった僕としてはかなりショックな出来事でした。何としても虐待の勉強がしたくて、その先生に紹介していただいたのが玉井先生の本です。本を読み進めるうちに、これは広く知ってもらわなければならないと強く思ったので、当時山梨大にいらした玉井先生に連絡をとり、翌年2回も多摩地区で講演していただきました。 そのころに比べれば最近では虐待についての情報もだいぶ知られるようになりました。でもまだ関心のない方も数多くいますので、もっともっと広めていきたいです。今日の講演会が楽しみです。 また後ほどご報告しますね。 |