(にしもないぼんおどり)

左)編み笠に端縫い衣装
右)彦三頭巾に藍染浴衣
春祭り/二宮神社・あきる野市
2014.04.06
*『優美 幻想の世界へ 秋田県羽後町』
『祖霊たちを送る盆の八月十六日。出羽の山並みに日が沈むころ、 羽後町西馬音内に寄せ太鼓の囃子が鳴り響きます。 やがて、着飾った子供たちが、篝火のたかれた本町通りで音頭の踊りを披露し、三日間にわたる盆踊りが幕を開けます。 およそ七百年前に始まったとされる西馬音内盆踊り。昭和十年(1935)の東京での始めての公演をきっかけにして形式が整えられ、五十六年には、高い芸術性を有する民俗芸能として国の重要無形民俗文化財に指定されました。 伝統の技はしっかりと受け継がれ、磨き上げられ、新たな歴史を刻んでいます。
櫓の上で奏でられる勇壮な囃子と野趣に満ちた歌声が佳境に入るにつれ、踊りの輪も広がっていきます。 編み笠や彦三頭巾*1で顔を隠した踊り上手たちが加わり、あでやかな端縫い*2や藍染めの衣装が篝火に浮かび上がります。 明治四十年(1907)の滞在中、偶然目にした俳人・河東碧梧桐は「初めて絵になる盆踊りを見た」と記しています。 しなやかな手振りと足運びが織り成す魅惑の曲線美。豊かな実りを願い、祖霊たちと一体となり、一心不乱に踊り続けます。 囃子方、踊り手、篝火が繰り広げる夢幻の世界に観客は酔いしれます』(羽後町観光協会HPより)
*1ひこさずきん=黒い布をすっぽりかぶり、前と後ろに垂らします。 「目穴」を目の位置に合わせて、頭巾を止めるために豆絞りの 手ぬぐいなどで鉢巻をします。 この頭巾をかぶった一団が踊りに加わると「亡者踊り」 の雰囲気が漂います。
*2はぬい=かつては「接(は)ぎ衣装」と言われ、 大小の絹布の端切れを配色や配置 に工夫しながら接ぎ合わせて作られました。
(羽後町観光協会HPより)