佐村河内さんにはびっくりを通り越して、腹立たしさを感じます。 幸いに 指揮者の大友直人さんが、「良い曲は誰の作曲でも良いし、私はそこに楽譜があるからタクトを振る」とおっしゃって下さいましたことが唯一の救いのように感じます。
1人の人を長く騙す事は出来るかもしれません。大勢の人々を一瞬騙すことは出来るかもしれません。しかし、大勢の人々を長く騙す事は出来ません。 いずれにしましても、人を欺く行為は悲しいことです。
私が古楽が好きなのは、長い歴史の中で政変や国家間の紛争、宗教間の軋轢等々というふるいにかけられてもジッとそれらに耐えて残りきった曲だからです。 このことは音楽だけに限ったことではありません。 現在の文学も次々と出版されても、果たして100年後に残る文学はどれほどあるのでしょうか。 歴史の荒波にもまれても毅然と残りうる文学。 やはり文学も古典は良いですね。 ダンテの「神曲」やギリシャ悲劇、中国の四書五経、漢詩。日本文学であれば万葉集や古今和歌集、今昔物語、和泉式部日記等が愛読書でした。最近は目が悪くてあまり読書はしませんがね。
私は単にクラッシック音楽が好きで聴いている人間ですから、腹が立ってもそれまでのことですが、広島の方々や東北の方々にとっては全くお気の毒です。そしてオリンピック代表の高橋大輔さん等にとっても大変な動揺では無かったかとご推察いたします。
どのような経緯・事情があったにしろ、今回の事柄は「おれおれ詐欺の最たる者」 の感が致しました。
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