アルボス 樹

運動音痴がはじめて出会ったゴルフの楽しさ。 そして幾分なりとも落ち着いて音楽を聴く 環境が出来、良き師匠にも出会うことが出来ました。
 
2014/02/27 11:30:49|レクイエムに魅せられて
遺魂 その2

遺魂 を読んで40年ぶりに私の琴線の小さな核に炎(ほむら)が付いた気がする。

CD 「MISHIMA」は何度か聴いた。 緒方拳のジャケットである。しかし、映画は見ていない。そういえば、「憂国」も見ていない。今のように手軽にCDなど無かった時代である。又、「憂国」は三島夫人の意向で上映が打ち切られ、さらに「MISHIMA」は日本では上映されなかったはずである。

ならばと、一気にCDを検索 ボチリ・ボチリとやり落札。届くのが待ち遠しい。

久しぶりにCD「MISHIMA」を聴こうと思ったが行方不明。 ではと取り出したのは大澤寿人 ピアノ協奏曲第3番 変イ長調『神風協奏曲』である。
1938年 第二次世界大戦の前に作られた日本人のピアノ協奏曲である。
こんなにすばらしい曲が日本人の手により作曲されていたにもかかわらず、当時は理解されなかったとのこと。

さてさて、三島由紀夫であるが彼の本を概ね破読した後、私は純文学を読まなくなった。いや少々は読んだのだが、すべてが色あせた陳腐な内容に思えた。又どなたの文章であっても文体に惹かれることは全くなかった。三島文学の毒牙はいまも脳髄にしっかりと留まっているのである。

『憂国』の事を記述し始まるときりがないと思う。まだお読みになっていない方は是非読んでいただき、人それぞれに感じていただけたらそれで良しとするほかない。
テレビでも憲法改定が論じられている昨今、一読して国を憂う事とは何かを感じていただきたい。
まあ 銀座のクラブのママはこれ以上のエロ本は無いと言うし、新右翼に傾倒する方もおられるやも知らないし、そう私と同年代の自称元左翼の方々は改めて読み直していただきたいと感じます。左翼は右翼に通ずるとまでは言いませんがね。

ああ、話がこんがらかって長くなりそう。

 







2014/02/23 17:49:00|レクイエムに魅せられて
遺魂
遺魂(ゆいこん)を読む。 鈴木邦雄著。
表紙には、「三島由紀夫と野村秋介の軌跡」と有り、宮崎学が帯書きをしている。

そうか、三島由紀夫が死んでから早43年が経っている。
そして、私にとっては 蘇生してから43年が経ったことになる。

その日(昭和45年11月25日)私は、頭上にとどろく大音響の音で意識が戻った。
その日が死のうと考え、断食を始めてから何日目になるのか記憶にはない。

私は、神楽坂の上に位置する横寺町に住んでいた。東京理科大学理学部教授の離れ家である。そして防衛庁(現防衛省)陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地までは1キロ弱である。

爆音の主はヘリコプターであった。何機飛んでいるか、あるいは家やの上でホバーリングしているのかも解らない。

もちろん何があったのか知るよしもなかった。

やっとの思いで台所に行き、水を飲んだことは記憶にある。冷蔵庫に赤い食べ物があったことも記憶にある。それがリンゴだったのか、トマトだったのか。口にしたのかどうかも記憶にはない。
しかし、死のうと言う気構えは萎えていた。(1年後に再度トライするのですが、それはまたの時に)

蘇生してから数日が経ち、三島由紀夫が陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内東部方面総監部の総監を人質にとり、その後割腹自決、また楯の会森田必勝も殉死したことを知った。

三島由紀夫の文学作品をそれまで読んだことは無かった。また氏の一連の行動に関しては、お坊ちゃまの「〇〇ごっこ」と感じていた私である。楯の会も三島由紀夫の「戦争ごっこ」と感じていた。森田必勝・小賀正義という会員の名前さえ、三島由紀夫独特の美意識と感じていた。三島氏と旧友の人々もそのように思っていたようだ。

しかし、私は三島由紀夫の割腹自殺の日に蘇生したのである。
三島由紀夫を知ってみたくなるのも自明の理である。

初めに読んだのは何の本であったか記憶にはないが、新潮文庫本をはじから買いあさり寝食を忘れて読みふけった。
『金閣寺』ではどうしても理解出来ない事柄があり、幸いに高校時代の級友が東京大学東洋哲学研究室にいたので質問状を出すと、手書きで拾数ページの解説をした返事を貰えたことはうれしかった。

三島由紀夫は当時400弱の作品を残されたと言われていた。私は360作品強を破読したが、残りは当時見つけることが出来なかった。それらの多くは月刊雑誌等に寄稿されたエッセイ等だった。

三島由紀夫最後の作品 『豊饒の海』4部作「春の雪」、「奔馬」、「暁の寺」、「天人五衰」を読み終わったとき、私は三島教の絶対信者になっていた。

『憂国』は、『奔馬』は、そして『天人五衰』は・・・明日の心だー。




 







2014/02/22 13:29:04|レクイエムに魅せられて
PIANO MASTERWORKS
PIANO MASTERWORKS から RAFHMANINOV ビアノ協奏曲2番を聴く。
お察しの良い方ならおわかりでしょう。ソチオリンピック 女子フリーアイススケートで流れましたね。

十代で聴いたときほどの衝撃的感動はありませんが、何時聞きましても良い曲です。

ラフマニノフは多くの歌曲も残しておりますが、ピアノ曲は協奏曲が4番。そして「パガニーニの主題による狂詩曲」などがあります。

教会音楽は数曲しか作曲しておりませんが、「晩祷」「聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼 作品31」ばどちらもすばらしい曲ですね。

久しぶりに穏やかな日差しが窓辺に降り注ぐ静かな土曜日の昼下がり、つかの間の安息を得ることができました。

 







2014/02/14 14:21:00|レクイエムに魅せられて
HMV ぶらり訪問
HMVのネットでCDのぶらぶら訪問をしていると、イ・ムジチ合奏団のCDが目に留まった。
 
そういえば、45年(1969年)も前に新宿紀伊國屋ホールにてイ・ムジチ合奏団を聴いたことがある。多分小品2,3曲とヴィヴァルディの「四季」だったと記憶している。
何せ二十歳の時。
そして、我が家にはイ・ムジチ合奏団と多分日本の音楽関係者と思われる4名。そして私が映っている写真がある。どうしてその時記念写真に私が入っているのか記憶は定かではない。
当時お気に入りのジャケットを着ている写真であることから張り切って聴きに行ったのであろう。
イ・ムジチ合奏団初来日だったのだろうか。

写真はスキャナーで取り込めるのだが、恥ずかしいのでUPはしません。

バロック音楽の神髄を奏でる「四季」を今日は聴いておしまい。

東京は今日も大雪。 春が待ちどおしいですね。







2014/02/11 11:10:00|レクイエムに魅せられて
交響曲第6番『悲劇的』 シモーネ・ヤング
東京に45年ぶりの大雪とのこと。
クラッシックを聴くには最高の環境です。 雨とは違い音がしない。スピカーの音量をあげてもご近所には音が吸収されてご迷惑にはなりませんからね。

マーラー 交響曲第6番『悲劇的』シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
ヤング・シモーネ女史のCDも10枚。 曲数は9曲。

今回のマーラーは2番に続く6番です。今までのブルックナーやブラームスと違いまして、女史独特の迫力が感じられませんでした。85分の大作ですからさすがにすばらしい演奏なのですが、女史のたたみかけてくるような圧力と言いますか緊迫感がありませんでした。元々マーラーの曲は私には難しすぎるのですが、ブルーノ・ワルター、クレンペラー、レイバン、メーター、ショルティ、小澤、小林等々の指揮者のマーラーと比較しましても、やはりブルックナーを振った女史の方がすばらしく感じてしまいました。