●レポート03
爽やかなやさしいそよ風を吹かせて そよかぜの会
福祉まつりや福祉バザーを、行き届いた心配りで運営を支え、盛会に導いたパワーのひとつが、そよかぜの会(児島夏子代表)です。
JAの女性部として、地域での高齢者を対象としたミニデイサービスなど、奉仕活動の延長として平成9年に、ボランティアグループ「そよかぜの会」を発足。今や、いろいろなイベントにはなくてはならない存在です。
児島さんは「会員は、お孫さんのいる世代で、時間的にもゆとりが出てきた人たちですね。何か世間のお役に立つお手伝いをしたいと考えていても、何をしたらよいのか分からない。そんな人に、今度、福祉バザーがあるので、そのお手伝いをしてくれないかって。搬入のときの商品整理、値札付け、当日はスタッフのおにぎりをつくったりすることよ、と。それくらいならと、引き受けてくれます。終った後、大勢の人に喜んでもらえたことに感動します。そして、みんなが一緒に力を合わせて成し遂げた充実感で、多少興奮気味に、私にも奉仕活動ができるのね、って自分の力に気づいてくれます」
そよかぜの会では、小学校での車椅子体験学習にも参加しています。車椅子を安全に扱うための知識や技術を身につけるのが、ボランティアとして次のステップ。 会員はその講習会に、積極的に参加しています。車椅子を安全に正しく操作すること、孫の世代と直に接して、教える喜びの期待が生まれます。そこには、おばあちゃんの温かい思いと願いがあります。
今、大きな社会問題化している、いじめなどの原因のひとつに、自分たちの子育ての仕方もあったのではないか。その反省と、いろいろな人生経験から、孫たちの教育環境や地域社会の中で、活かせる知恵があればいい。それも、そよかぜの会ならではの活動の方向でないか。児島さんと同席した、会員でJA女性部部長の岡本幸子さんも一緒に話します。会独自の活動さがしです。 そよかぜの会の中心メンバーは、熟年世代の知恵働き盛り。私たちの福生市には、 〜 代の女性が、約1万名住んでいます。 そのうち 人にひとりでも、会員として、あるいは、その時々の呼びかけに応えてくれたら、さらに住みやすくなると、児島さんたちは、まず、お隣さんに呼びかけ、まちにそよかぜを吹かせ続けています。ぜひご参加ください。
07年(平成19年)01月20日発行号
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