野草ウォッチング in 奥多摩

石丸峠から小屋平、大菩薩湖北岸を回って上日川峠まで戻りました。石丸峠周辺は山野草が豊富でした。カイフウロ（写真上左）、ウメバチソウ、ハナイカリ、ウスユキソウが目立ちました。数は少ないですがヤマハハコ（写真上中）、ノコギリソウ（写真上右）も咲いてました。小屋平に向かう道ではヤマトリカブト、キオンなどをみかけました。大菩薩湖北岸に向かう道は途中から舗装路になってしまうのでちょっと残念ですが山野草が意外に豊富でした。ミツモトソウ、ゴマナ、ノコギリソウ、ハナイカリ、アカバナ（写真左）、ヤマハハコ、カメバヒキオコシなどが沢山咲いてました。北岸から上日川峠までの道は歩きやすい道でした。

大菩薩嶺から雷岩、大菩薩峠を経由して石丸峠に向かいました。雷岩から大菩薩峠までは大変開放的な稜線で快晴にも恵まれて気分よく歩くことができました。登山道脇にはハコネギク（写真上左）が目立ちます。神部岩近くで今日ずっと見かけなかったマルバダケブキ（写真上中）がありました。神部岩のすぐ下にはウスユキソウ（写真上右）が咲いてました。親不知の頭からは鷹巣山、奥多摩三山などの眺望が素晴らしかった。コウリンカ（写真左）の比較的きれいな花も残ってました。大菩薩峠から熊沢山までの暗い森のような山道を抜けるとすぐに石丸峠を見下ろす小高い山の上です。石丸峠までまっすに下る防火帯が印象的です。

今日は久しぶりにいい天気だったので自宅を5時50分に出発、大菩薩峠に向かいました。上日川峠には7時50分に到着、準備完了後、福ちゃん荘に向けて出発しました。福ちゃん荘からは唐松尾根を登って大菩薩嶺に向かいました。唐松尾根ではウスユキソウ、ワレモコウ、ウメバチソウ（写真上左）、ハナイカリ（写真左）、アキノキリンソウ、ニガナ、シロニガナ、シラネセンキュウなどが咲いてました。コウリンカの咲き残りもかろうじてありました。雷岩からの眺望（写真上中）は素晴らしいものがありましたが、早朝に比べてかなり雲が上がってきていました。大菩薩嶺への林床ではコスギゴケの胞子嚢（写真上右）が目立ちました。

釜の淵公園を抜けて駒木町林道を旧二ツ塚峠まで上り馬引沢峠を通って赤ぼっこまで行ってきました。帰路は馬引沢林道から畑中に下山し万年橋から釜の淵公園を通るルートです。駒木町林道に入るとすぐに変わった花が目に付きました。ウドの花（写真上左）でしょうか。林道脇にはノギク類、アレチマツヨイグサ、オトコエシなどが目に付きました。旧二ツ塚峠、馬引沢峠と歩き赤ぼっこに近い鉄塔の近くではノハラアザミ（写真上中）、オトコエシ、ウドの花が咲いてました。今日の赤ぼっこからの眺望（写真上右）は素晴らしかったです。奥多摩、奥武蔵方面、狭山丘陵方面、都心方面がよく見えました。帰りの馬引沢林道ではフジカンゾウ、ヤマジノホトトギス、キバナアキギリなどが見られました。釜の淵公園の多摩川ではフサフジウツギ（写真左）がきれいでした。7月中旬頃にも見た記憶があるので花期の長い花だと思います。

御嶽駅から滝本駅まで歩き、ケーブルカーで山上に移動後、富士峰園地、御嶽山奥の院、芥場峠、上高岩山、ロックガーデンと歩きました。滝本駅までの道では光仙橋のイワタバコ（写真上左）がまだ咲いてました。富士峰園地ではレンゲショウマ（写真上中）がまだ沢山咲いておりあと一週間は楽しめそうでした。富士峰園地から表参道に向かう道ではキヌタソウ、フシグロセンノウ（写真上右）が見られました。フシグロセンノウは大岳道、ロックガーデンでも見られました。天狗の腰掛杉から奥の院への登山道ではジャコウソウ（写真左）、ツルリンドウ、キバナアキギリが見られました。ジャコウソウはロックガーデン、天狗岩から大岳道へ向かう道でも散見されました。また、キバナアキギリはコース全般で見られました。奥の院および上高岩山ではホツツジの花が目だちました。ロックガーデンではタマガワホトトギスがまあだ沢山見られました。そのほか見た花はヤクシソウ、オクモミジハグマ、マツカゼソウ、ヤマジノホトトギス、ヤマホトトギスなどです。