サイクリストのお助け茶屋(鬼ボッコ)

価値観の違いで生きざまが変わる?
 
2016/06/19 22:27:00|その他
R あなたならどうする?

とにかく骨折箇所にも寄るが風呂に入る時は手首をビニール袋に入れて湯船に浸かったがタオルを絞るのが骨でまいった。それでも現場仕事で屋根のナマコ張りなど上に乗って仕事していました。もっともこの事故の何年か前には基礎工事で電信柱の穴を開け鉄柱を埋け込む工事をした時グレーンで持ち上げたワイヤーの内側に入ってしまい倒れて来たH型鋼で額を切り耳も骨折という怪我も有ったりしたので今度は危険が無い仕事を?俺は一度着いた仕事は二度としない主義を通してますので次の仕事を見つけるのも容易ではない、今みたいにパソコン主体で頭が有ればディスクワークも考えますが35年前だものパソコンは、コンピューターとして一部の大企業が使っていたくらい。俺の職業選択の基本は「これから何が流行るか?」で決めます。だからと云って特技が有るでなし、仕方なく「人間が生きて行く上で最も大切なものは何か」の原点から改めて考えてみる事にした。身体を壊したからと云う訳でもないが何をやるにも身体が基本「それじゃ〜健康産業?」と云う事は「身体を鍛える仕事か薬を売るか?」このどちらかしかない「だれ〜危険ドラックて!」しかし今の俺が薬事法を勉強して医療関係に進むにはいささか遅過ぎだし何よりも薬学部になど逆立ちしても受からない。やけくその気持ちも多少有ったが身体の癒しや鍛えるスポーツ関係ならいけるかも?そ〜スポーツね〜・・いきなり中学制の頃に義務付けられた課外活動がフィードバックして来た。それは勉強も運動もしないで済む遠足部と云う美味しい部活が有ったので即座に入った「弁当持ってバスか?」と思ったが大違い学校から山の上まで延々と2時間も徒歩・・話が違うたちまち辞めてその頃はお金を払わないと遊べなかったスポーツに転部、え〜何かって?「卓球部!!」「悪ぃ〜かい!」暫くして陸上部で練習が終わると「かけ蕎麦」喰わしてくれると云う事が耳に入った。もうそこに移るしかないじゃん!で廻されたのがマラソンで誰よりも長距離?これには参った。・・話がそれましたが・・・その性格のまますでに35歳歳になっていた。・・・さあ?あなたならどうする・・







2016/06/10 16:58:00|その他
Q あなたならどうする?
小一時間かけて再度レントゲンを撮った。ま〜それなりに元の形に近くはなっていた。てっきり石膏で固めてギブスで治めるのかと思ったが・・さにあらず、接骨医はボール紙を当て軽く晒しを巻くだけ?そして「絶対に動かさないで下さい」と云われて帰された。その晩どっと疲れて寝入ってすぐに夢でしっかり拳を握り締め激しい痛みにハッとして目が醒めた。ありゃ〜動かしちまったと心配したが骨は折れてしまうと暫くは自分の意思で簡単には動かせない様ですね、気になって恐る恐る意識して動かそうとしたが全然動きません。もうこのまま左手がダメになってしまうのかと思うと情けなくまた自分のそそっかしさに腹もたった。しかしもう出来てしまった事は仕方ないのでくよくよするより一刻も早く何としても指先だけでも動かせる様になりたい「藁にもすがる」と云うが・・ね〜藁じゃ笑うしかないでしょ!医院での治療を自宅でも出来ないものか必死で考えた。治療は片栗粉の様な水溶液の入った超音波機器に手首を漬けてその後、高電圧の椅子に座るのが日課だった。そこで目を付けたのがあの頃流行っていた美顔器という超音波で顔の汚れを取る器具です。1日でも早く直そうと自宅で早速まねてみた。たぶん片栗粉で保温性を出していると思ったので自分勝手に片栗粉の溶液を入れた美顔器いや手首器に手首を入れて軽く筋をさする治療を毎日はじめた。暮れも押し詰まった頃で正月も治療に来て下さいと釘をさされた。こうなってはもう鉄工所は無理なので次の職業を考えないと?夢や希望は諦めて「自分がしたい!」ではなく「今の自分に残されたものでいったい何ができるか?」で決めざるを得ない。・・さああなたならどうする・・・







2016/06/04 13:34:03|その他
P あなたならどうする?
 「怪我と弁当は自分持ち!」が職人の代名詞です。怪我して一丁前?何て言えないがそれくらい怪我に泣かされるのが職人です。個人営業がほとんどで数人の職人を抱えている会社でも社会保険なんてほとんど入ってない。もちろん俺も国民健康保険しか入って居ない、日本の建築職人の地位が低いのは「世間の見方がそうだもの」って職人はじめ雇い主まで疑問を感じながらも我慢しているのか知らんが平気でいる。その原因を作って居るのが本人だと自覚していない親方が新入り作業員を呼ぶのに俺たちは「手元」と云っているが、都内の親方は「追い回し」と云っている。さも自分が上で偉いんだと?何かにつけて顧客の前でも云い放つ、誰が半人足扱いの職人に一人前としての賃金を支払いますか?自分で自分の首を絞めています。俺は人間として一番正直なのが土方で、上に行くほど狡賢いと思っています。土方はその日の酒さえ飲めれば幸せ、多くを望まない。それがいいか悪いかは別として・・アメリカでは重労働の対価は高いと聞いている。話はそれましたが、自分の手首だが職人仲間から「関節部は整形外科で切開するとまず動かなくなる」と日頃聞いていたので屈指の名医と云われている接骨医に行く事にした。医者曰く「今まで治療した内でも3本指に入る粉砕骨折で修復するにはレントゲン眼鏡で長時間かかる・・眼鏡を使うと2〜3日仕事にならないので使いたくない」とダメ出しされてしまった。そこで俺は「眼鏡なしの勘で修復してください痛いのは我慢できます」・・「元の形になるべく近づける程度しか出来ませんよ!」とまで言われた パチパチ音をたてて荒治療が始まった。・・・さああなたならどうする・・・







2016/05/28 9:13:40|その他
O あなたならどうする?
お陰様で順調に仕事が入って来る様になり、大工さん仲間からの評判も良く、市の公害対策の試験工事も受けられるようになってきた。ま〜仕事は水物と云う訳でもないが順風万帆に進むとは限らない、都の工事で100軒は有ろうかと云う市営住宅のガスメーターのカバーの依頼が入りました。見積もり通り錆止下地をしてから上塗で仕上げる旨を箱物業者に頼んだのだが、箱物業者が当時の最先端の塗装である最強錆止め塗装処理パーカーライディング処理してから上塗りをかけた。しかし、都の職員からダメ出しが出た。なぜそうなったか解っていた。それは都の職員がさも当然の様に賄賂を要求してき時に俺がきっぱり断ったからです。すべてがそうとは云わぬがお役所仕事は往々にして賄賂を要求するのが慣例になっていました。もっとも請負工事の談合も工事内容で建設会社が大小振り分け順番制の様な決め事は必要悪として公然とまかり通って居ました。この頃は景気も上向きで下職の会社が毎年、元請けの社員旅行に同行させて貰い遊ばせて貰ったが職人仲間同士の賭け事はすごかった。座布団の下に現金の札束を挟み夜ぴでカッカとしてしまい現ナマが無くなるとキャッシュカードを賭けている者もいた。仕事も順調にこなしていた30代の頃、ある工事現場で脚立の上に乗り重い工具でボルトを締めていた時、突然足場が崩れ真っ逆さまに落ちてしまった。打ちどころが悪く道路の縁石に手首が載りその上から重いネジ締め工具が落ちて来た。何年か前に肩を外した時と同じ様につまんで引っ張れば治ると思ったが大間違い指先が手首にめり込んだ!ヤバい!整形外科に片手で運転して車で飛んで行った。診断は「お気の毒ですが・・もうあなたの左手は動かなくなります余りに複雑骨折で細かすぎで金属でつなぐには数が多過ぎですから・・」と云われてしまった。
・・・さあなたならどうする・・
 







2016/05/25 19:59:27|その他
N あなたならどうする?
こんな時にこんな事例として使うのも大変失礼だが「災い転じて福となす」ってこの事?先方の会社から「急で悪いんだが駅前のスーパーマーケットが全焼してしまい早急に営業したいので鉄骨工事を引き受けてくれないか」との要請だった。子飼いの鉄工所は同じ建設会社の他の工事現場で手いっぱいだった。千載一遇のチャンスなのに自分の工場に高圧の電力がまだ入ってなかった。何よりも材料の鉄骨材を買う金すらなかった。何が何でも逃すわけにいかない、そうだ電気の方はスーパーマーケットの工事現場に臨時で入って居るのでOKだ、肝心なのは材料代、若造で実績も預金もない人間に銀行からの融資など鼻から考えなかった。そこで苦し紛れに「申し訳ありませんが、手間賃を支払う時に材料代をさっ引くと云う事で、材料費を先にお借り出来ませんか?」快く取引の無い俺に貸してくれた。今の自分に有るのは体力と根性だけ、まずは仕事を完成させ信用を作る事が先決だった。話はそれるが「トルコの民話で仕入れ値より安く売り信頼を得て商売を繁盛させたと云う故事が有った」そんなこんなで受けた仕事はマーケットの天井張りの下仕事で天上から吊るす羽子板と云う物でタル木を其処に打ちつける吊金物の取り付けでした。自分の工場の動力が使えないので火災現場から職人が帰った後、夜間にその現場の臨時電力で音の出ない溶接だけで済む部品を造った。そして早朝に帰りチョイ寝てさも工場で造った振りして再び朝8時に現場に行って他の職人に迷惑のかからぬ様頑張った。自分の受け持ちの工事は約半月だったが何とか自分なりに誠意は見せられた。その後その会社からぼつぼつと仕事を出して貰えるようになった。・・・さあなたならどうする・・・