バイトであれ何であれ真剣に取り組む事で必ず将来役に立ちます。例えが悪いがキャバレー勤めしてた時にストリパーの小道具のニシキヘビや青大将の口にセロテープを巻きつけ赤い舌先は出るが口は開かないので危険が無いとか?氷を手の上で欠くのもピックの先端をほんのわずかしか出さず手の平の小指の根元の肉厚部分同士をぶつけることで安全にする、タンブラーは良く磨いて蛍光灯にすかし曇っていると汚れが泡立ちを激しくしてしまうとか、お絞りなど端を中にして見せぬよう転がして硬く巻くとか・・すべての仕事は段取りで決まるのをここで覚えた。ところでこの世はマニアル通りに廻ってますが・・いくら規則とはいえ、しちっ堅いと感じた規則は自分で責任をとる覚悟で自分の信念に限りなく近づいた生き方をしてほしい、僕が車掌をしていたとき定期券を忘れた学生が車掌室のドアをノックした。定期を忘れたという長後〜新宿まで金額はけっこうする、知らせに来るなんてまじめな学生さん。「僕なら改札を駆け抜けてしまうのに!」これは何とかしてあげたい!しかし乗務員の僕がその子に着いて改札口まで行って係員に頼む訳にもいかないので取り敢えず隣の南新宿から乗った事にして切符を切って渡した。そう言えば・・その昔「駅員がよせばいいのに無札の人を通りの角まで追っ駆けて行って殴られて帰ってきた」だから深追いするなと駅務員の頃に上司から言われた事もあった。ところでぼくの話なんだが・・もう時効だから云っちゃうけど新宿駅の改札係りだった入社間もない頃の話です・・特急券は30分を切ると払い戻せず廃棄処分でした。ある日の事「お客さん!この切符、会社に戻すのでなく僕個人に戴けませんか?」と云ってみた「いいですよ!払い戻せないのだから」そ〜言ってくれてたお客さんから貰った切符を・・云ちゃ〜何だが僕の家みたいな貧乏そうなお年寄りの切符が遠く小田原・箱根だったりすると「内緒で貰った切符なので安心して乗ってください差し上げます」と云ってあげてしまった。だってその頃のロマンスカーは途中から乗れない空の座席のままになってしまうんだもの・・もし会社からお叱りを受けたら「1度乗ってみてもらってその方がリピーターにならないとも限りませんから」て云ってみるつもりでいた。うふふ・・貧乏してるとお互い解りあえますが絶対もったいなくて乗りませんよね〜?ま〜こんな考え方をしていた20歳の頃でした。