古きカタルーニァの歌 哀歌と伝説曲 モンセラート・フィゲーラスがソプラノにもかかわらず哀愁ある曲を唄う。
これは前回の 感無量 1 でご紹介いたしましたが、色々調べていくと、彼女は サバール先生の奥様。 びっくり。 今回 師匠からお送りいただいたCDの中でたぶん一番ではと思えるものはサヴァールが編曲をして奥様のモンセラート・フィゲーラスが歌っている「千年の歴史を持つカタルーニャの歌たち」でしょうか。
なんと優美な旋律の中に、無情や不条理を感じつつ、しかしその中から自己再生への道標が見えてくる。「鳥の歌」やリョベートのギター編曲「盗賊の歌」「アメリアの遺言」など、魅力的な旋律をもった民謡。奥様のフィゲーラスの情感豊かな歌唱が、明るく、優しく、または哀愁に満ちて音楽を紡ぎあげていきます。
そしてイスタンブール〜カンテミル著「文字を使う表記法による音楽書の ゾックとするほどの美しさ。ペルト先生の アルボスを彷彿とさせ、いやペルト先生もこの曲はお聴きになられたのではと感じます。 写真 1
そうです、カラヴァッジョの涙(ラクリメ)の説明書のなかではバロックの伝統をふまえ、かつ、アルヴォ・ペルト等、現代の作曲家が用いる技法も援用して作り上げられた、サヴァールの音楽世界はカラヴァッジョの絵画に満ちているバロック的要素と時代を超越した要素に見事に対応しており、深い精神世界を感じさせてくれます。(キングインターナショナル)と書かれております。写真 2
いずれにしましても、今回 わが師匠から御教示賜りました多くのCDは改めて、クラッシック音楽の幅の広さと奥行きを感ぜずにはおられません。
そして サバール先生のエスペリオン Hesperia “西方”、さらにXXは20世紀を意味し、18世紀以前のヨーロッパ音楽、とりわけスペイン音楽の再吟味、再評価を目的として結成されたのがエスペリオンXXでした。
サバール先生の偉業に感謝。我が師匠に感謝。 ああ感無量 2です。
更にお楽しみは 続くのでした。