白木屋呉服店の過去の一点

この度、fc2で同名のブログを開始したため、こちらは「過去の一点」と改名いたしました。過去数年分の作品についてはここでしかご覧になれません。このブログは今後も継続していく予定ですので、fc2と併用してご利用いただきたいと思っています。ホームページ本体の「ご意見ご感想」もご利用ください。
 
千切屋治兵衛の塩瀬の名古屋帯、制作は藤岡

千切屋治兵衛の塩瀬の名古屋帯。制作は藤岡。

いちばん上の写真はお太鼓、写真2番目は腹文。







大羊居の訪問着「春秋華映」

大羊居の訪問着「春秋華映」。いちばん上の写真は全体、写真2番目は前姿、写真3番目は後姿、写真4番目は下前を含む後姿。







2013/08/31 19:47:00|藤井絞・竹田庄九郎
藤井絞の辻が花の名古屋帯

藤井絞の辻が花の名古屋帯。

実在する辻が花裂をほぼ再現して帯の意匠とした作品。

いちばん上の写真はお太鼓、写真2番目は近接。







大羊居の訪問着「石橋」

大羊居の訪問着「石橋」。

いちばん上の写真は全体、写真2番目は前姿、写真3番目は後姿、写真4番目はモデルさんが着用したところ。

幸いなことに獅子は省略されているものの、山は険しく川は急ですから、とても勢いの強い作品になっており、舞台衣装のようで、実際に着るのはちょっと気後れがする。

こういうときは、実際に羽織ってみると良い。着物の意匠として優れたものは、平面で大胆に見えても意外と普通に着られてしまうもので、大羊居や中井というのは、そのような場合が多い。反対に、大羊居や中井を真似た着物というのは、人が着ても大胆なままで、「悪目立ちするわね」とか「舞台衣装ならいいんだけどね」と冷やかされて終わってしまう。というわけで、今回はモデルに着用してもらった。







2013/08/27 15:39:00|藤井絞・竹田庄九郎
藤井絞の雪花絞の浴衣

藤井絞の雪花絞。

雪花絞は板締絞の1つです。江戸時代以前の縫絞の比べれば、手間が少なく量産がきく技法として近代になって考案された。

技法としては、まず生地を縦に長く3ツ折または四ツ折にし、その細長くなった生地を生地の端から三角形または四角形に折り重ね、折り重ねた両端に三角形または四角形の木型をあてて強く縛って、生地が崩れないように固定する。これを染槽に浸けて染めた後、ほどいて開くと幾何学模様が現れるというもの。生地の折りたたみ方で、いろいろな幾何学模様が現れ、その1つが雪花絞。