俳句独りよがり

自作の拙い俳句、短歌、川柳などをご紹介します。  ※写真はクリックしてご覧ください。 ※ 俳句の趣味でない方にもご覧いただいておりますので、読み方を付記することがあります。
 
2019/08/17 13:28:54|俳句
銀杏
夕方、散歩の途中の児童公園の歩道に、早くも銀杏が落ちていました。
日中の暑さのためか、誰も訪れなかったらしく、夕方まで残っていました。
手で触るとかぶれたり、臭かったりするので足で集めました。
食べるまでの段取りが面倒なので、そのまま置いてきました。


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秘め事の露見するやも銀杏の実

銀杏の智惠持つ如く遠近に

夕ざれど拾はれずあり銀杏の実


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※ 写真ぼけてます。







2019/08/15 21:59:00|俳句
戦意喪失
       
              今日は終戦記念日


写真左は、ベランダから撮った我が菜園、雨や酷暑を理由に、手を付けずにいたらこの有様・・・
茄子やネギ、キュウリ、ピーマンなどは完全に閉じ込められて、ミニトマトだけが首で息をしています。
掘り残したじゃがいもも、この中です。
完全に戦意喪失、大根やほうれん草の播種の準備を始めなければならないが、やる気が出なければ、冬になって草の枯れるのを待つばかり。
この冬の大根、ほうれん草、小松菜などは諦めなければなりません。
成るようにしかならないので、成り行きに任せます。


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夏草や病手遅れかもしれず

只に只祈るばかりや敗戦忌


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写真右、草の中から採り出した胡瓜、長い方は長さ40センチ







2019/08/10 21:02:00|短歌
劣化
人間年をとると、部品の劣化が激しい。
経年劣化の外に、使わない部分の劣化も並行する。
やることなすこと間が抜けてくる。
無念だがやむを得ない。

今日は久しぶりの短歌。


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目も耳も口も手足も劣化して劣化の脳はそれに気づかず

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2019/08/08 13:24:00|俳句
前世・現世・来世
写真は、我が狭庭の蝉の穴です。
覗いてみたら蝉の前世は闇でした。
この穴をくぐって、長い前世からつかの間の現世に、そして永遠の来世へ・・・
人間とて同じこと。

話はいささか古くなりますが、五日に、七十七、八年前、やはり穴をくぐってこの世に現れた、中学の同級生六人の、食事会謙飲み会がありました。

話題は、健康(病気)、あの人は今?、趣味、隣人、隣猫、好きでした、の定番放言、来世も近いし、まあいいか?
お土産に、女性の手作りの手前味噌、店の配慮で、たべ残しの塩辛をカップに入れたのをいただき、ご機嫌で帰途に・・・


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蝉の穴暗き現世とも言へず

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藤圭子さん「♪十五、十六、十七と、私の人生暗かった♪」







2019/08/01 12:50:00|俳句
夏咲く水仙
いよいよ八月、写真は夏水仙、野生のもので繁殖力が強く、しばらくは庭に群れていたが、草ぼうぼうの庭のため最近は少し衰えた。
キツネのかみそりなどは絶えてしまった。


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ステテコや尻の破れの心地よし

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