タマちゃんディレクターがやってきたのは、
青梅市西分町にある
関東機料株式会社。歴史ある機料という仕事に特化した会社で、
青梅の産業を長い間支えている仕事なのです。
社長の
黒田茂男(くろだしげお)さんは、
織機の設備構築から保守点検など、
一連の技術サービスに携わるコンサルタントをしています。
関東機料が設立したのは、昭和28年。
創業して67年にもなる歴史ある会社です。
創業当時
「ガチャマン景気」と呼ばれる時代、
青梅は織物の町としてとても栄えていました!

昭和40年代には機料店が十数件もあり、
組合まで存在していたそうです。
黒田さんは、織物に携わる一人として歴史や文化を伝えるべく、
2020年の1月からお店のショーウィンドウに織機や青梅夜具地
の展示を始めました。
中でも一際目を引くのが、
かつて青梅の織物工場にたくさんあった
「豊田自動織機」です。
あれ?豊田って…もしかして
車のトヨタ?!そうなんです。実は自動車メーカーと知られるトヨタは、
織機の製造もしていたんです

展示されていた織機は、
なんと100年前に製造された貴重なものだそう…
お父様の形見のようなものと語る黒田さん。
大切にされてきたんですね。
現在、この機料という仕事は織物の産地にごくわずかに残るだけ。
黒田さんは関東一円を中心に仕事を引き受けています。
また海外にも飛び回り、輸入織機についても常に研究しています。
青梅にはタオルブランドで知られるホットマンの工場があり、
黒田さんはその工場の織機の導入や保守メンテナンスも任されてい
ます。
織機はスイスやドイツ、イタリアなど、
今は海外のものがほとんどだそうですが、
黒田さんは全てに対応ができます。
黒田さんがいないと仕事がまわらないと言われるほど、
厚い信頼関係がありました…!

そして今回、
関東機料の歴史ある倉庫をちょっと覗かせていただきました。
そこには、
もう使われなくなった織機の部品などが今も大事に保管されていま
した。
織物の町として栄えた青梅の歴史と文化がここには残されています
。
そして黒田さんはいまの機料店の役目として、
ショーウィンドウの展示をはじめ…夕方からは明かりも灯され、
行き交う人の郷愁と興味を誘います。
織機や夜具地とともに並んでいるあるライトがありました。
紋紙(もんがみ)ライトと言って、
黒田さんが考案し製作したものです。
紋紙とは、柄織をする際の穴がいくつも空いた、
制御カードのようなもの。100年前の織機と一緒に展示されることで、
織る道具に新たな魅力が見えてきますよね。
青梅で伝え残していくべきもの、機料。
青梅に生き続ける機料店として織物産業を支える黒田茂男さん!
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(2020年7月現在の情報です)
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関東機料株式会社
青梅市西分町3-93
TEL 0428-22-4121
地図
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