発達支援でつながろうin西多摩

発達に支援を要する子どもたちへの教育・保育に関する話題を発信します。
 
2008/10/16 23:12:49|その他
日本特別ニーズ教育学会(SNE学会)第14回大会
 今週末、18日(土)19日(日)の2日間の日程で、大阪市立大学杉本キャンパスにおいて、日本特別ニーズ教育学会(SNE学会)第14回大会が開催されます。講演、シンポジウム、自由研究発表、課題研究、ラウンドテーブル(自主シンポ)等が予定されています。
 僕の役割は2日目の一番最後のプログラムであるラウンドテーブルです。「特別支援学級の学級運営と教育実践−東京・大阪の事例から−」というテーマで9つあるラウンドテーブルのひとつとして行われます。僕は企画担当だけで、司会に東京学芸大の奥住秀之先生、指定討論に奈良教育大の越野和之先生と若手(と言っても、僕と同年代ですが)の研究者をお迎えし、事例報告は、東京の小学校、大阪の中学校の実力ある特別支援学級担任に依頼することができました。これでお客さんが集まらないとしたら、企画者の責任ということです。気が重いです。
 それにしても、明日マラソン大会と教研集会を乗り切っての土日ですから、僕自身かなり疲れて大阪に乗り込むことになります。体力が持つかどうかが心配です。終わったらまた、いつもの1週間が始まるわけですしね・・・。
 弱音を吐いている場合ではありません。何とかラウンドテーブルが成功するようにがんばりたいと思っています。
 







2008/10/16 19:37:01|その他
「ねむの木の詩がきこえる」
 珍しく携帯に、ねむの木学園に勤めている友人から電話が入りました。東京国際女性映画祭で、宮城まり子さんがねむの木学園を舞台に作った2本目のドキュメンタリー映画「ねむの木の詩がきこえる」が上映されるというのです。彼自身も急に知らせがあったということで、取り急ぎ東京にいる僕に知らせてきたのです。
 平日の夜に渋谷に出かけるのはちょっとつらいし、その日は夜に会議がある予定なので、謝ったのですが、せっかくですからブログでお知らせすることにしました。
 以下、映画の紹介文です。
「女優・宮城まり子が障害児の療護施設「ねむの木学園」を開設してて40年。その歴史のなかで生まれた数々の監督作品中の第2作であり、ある自閉症児が少しずつ心を開いていく過程を中心に、学園の日常生活をつづった映像詩。(日本/1977年/95分)」
 お時間に余裕がありましたら、映画祭のHPを貼り付けますので、お出かけください。







2008/10/15 18:12:50|その他
若い人へ
 今日うちのクラスに女子大生が見学に来てくれました。夏休みのキャンプで知り合った方で、教員志望ということです。午前中、授業の見学をしながら、手伝ってもらったりして、最後に生徒たちと給食を食べてもらって終わりになりました。楽しんでもらえたのか心配になりましたが、「ぜひまた来たいです」と言って帰られたので、ホッとしました。
 僕があちこちに首を突っ込んでいるので、うちのクラスにはこういった見学者がたまにやってきます。生徒たちも慣れたもので、それほど興奮もせず、客人を迎えて楽しんでいるようです。お客さんが来てくれるのは、みんなにとって良いことなんだろうなーと思っています。
 若い人たち、特に教員を志している方には、あれこれと伝えてあげたくなってしまいますが、うまく伝えられないことが多いです。僕の人間的な魅力がまだまだ足りないのかな、とも思います。拙いながらも作ってきた自分の技術みたいなものを、若い方に教えたいという野望とでも言いましょうか、願いがあるのです。
 かつて渥美清さんが人間の一番の喜びを聞かれて「それは他人にものを教えることかな」と答えていた文章を読みました。ただでさえ好きな渥美清さんが、一気に尊敬の対象になったように覚えています(出典を記憶していないので確認しますね)。教えることは、この世に生きた証を残すことなんでしょうかね。
 などと、つらつら考えながら、またこりない日々を過ごす僕です。まだまだ人に見せられる「背中」ではないですね。







2008/10/14 20:41:06|その他
秋の教研集会特別支援教育分科会
 10月17日(金)午後6時20分より、羽村市生涯学習センターゆとろぎにおいて、西多摩教育研究会 秋の教研集会が開催されます。僕たち、都教組西多摩支部障害児学級部では、その中で分科会のひとつを担当します。以下、案内ビラより分科会紹介を抜粋します。
【特別支援教育分科会】
『通常学級・学校における支援の現状は?』
 「特別支援教育」という言葉をようやく自然に発することができるようになったこの頃です。各学校への定着については、自治体、小・中学校の違い、学校規模や関係機関の有無などの理由で、一律には述べられない状況です。制度としてスタートしてから、これまで見られなかったような、新しい課題が発見されているところであり、まさに「歩き始め」の時期と考えられるのではないでしょうか。この分科会では、通常学級の担任や特別支援教育コーディネーターからの報告をもとにして、現状の特別支援教育が抱える問題点を明らかにしたいと思います。

・・・ということです。基本的には教員対象の分科会ですが、ご希望があれば一般の方の参加も検討したいと思いますので、メールでお問い合わせください。
 僕個人としては、マラソン大会で疲れた後での学習会ですので、ちょっとハードです。さらに翌日からは大阪市立大学でのSNE(特別ニーズ教育)学会に出かけるので気が重いです。この学会についてはまた後でお伝えしますね。







2008/10/13 15:11:38|その他
淑徳大学公開講座に参加しました。
 池袋の駅前にあるサテライト教室(ユニクロの入っているビルの7階)で小川 恵(さとし)先生の公開講座2コマを受講してきました。
 演題は「持続可能な『生活』を考える−健康に生きるための思想と技術−」と「窮屈さの自覚の上に生きる技術」です。
 前段では、現代に増加するうつやバーンアウト(燃え尽き)、それに起因する離婚、DV、虐待、自殺等の現象を追いながら、限界に向かって走っている現代社会を描き、もはや、個人の治療レベルではどうにもならないという事実に対する警鐘を鳴らす内容でした。人間が生活する家庭・労働環境さえも人間自らが破壊し、精神や肉体を加速度的に滅ぼしているという恐ろしい現実をつきつけられて、とても不安になりました。
 後段は一転、身近なところからのストレスマネジメントが語られました。結論から言えば、現状では国や企業トップからの改善は難しく、草の根から、問題に気づき、警鐘を鳴らし、自分たちの命や健康を守る、という取り組みを始め、継続しなければならないということだったのでしょうか。
 参加者は6名と少なく、3時間半の講演終了後、地下一階のビアホールに場所を移しての懇親会になりました。小川先生は地下では、ビールについての膨大な知識・薀蓄をご披露くださいました。小川先生との飲み会はお腹もいっぱいになりますが、知的好奇心も満タンにしてくださいます。
 次回は11月15日(土)、福生二中で講演をしてくださいます。興味をもたれた方は、ぜひメールでお問い合わせください。