今朝ラジオで解説者が、「もしかしたら、画期的な安全対策ができるかもしれないし、感情的に原発廃止と騒いでも・・・」なんてことを言っていた。
ありえない。物質の半減期を変える技術なんてできるわけがない。原発そのものの安全よりも、使用済み燃料の安全の方が重要であり、使用済み燃料が増えるということは、負の遺産が増えていくことに他ならない。
原発が安いなんて大嘘。使用済み燃料を安全に保管する費用まで含めたら、絶対にほかの発電方法のほうが安い。
たぶん、宇宙にでも捨てようと思っているんだろうが、打ち上げの途中で事故が起きたら、大変なことになるよ。
星新一のショートショートに「おおい出て来い」というのがある。ある日大きくて深い穴が突然出現する。おおい出て来いと穴に向かって叫んでみたが、こだまは返ってこない。フォークを投げ入れると下に当たったような音もしない。これはちょうどよいとここをゴミ捨て場にする。ごみは捨てても捨てても穴がいっぱいになる様子はない。そして、ある日。空からおおい出て来いという声がすると、しばらくしてフォークが落ちてくる。とこんな話。リスクを確かめもせず、便利さにおぼれると・・・。
すべては循環の中にあってこそ、うまくいく。原発に循環はない。使用済み燃料は90%リサイクルできると言っていたのも大嘘で、実は再生利用できるのは数パーセントで、しかも一度きりということが明らかになったとどこかで聞いた。ここに循環は存在しない。再生可能エネルギーこそが今必要とされている。原発を無理に使おうとするのは、利権への固執に他ならない。原発がなくなるということは、電力会社の資産が恐ろしく減るということだ。動かせない原発に資産価値などないからだ。
し尿や生ごみをすべてメタンガスにするほうが、安全な原発をつくるよりよっぽど実現性があって地球環境に影響しなくて安全だと思わないか?太陽光発電だって、どんどん効率が上がってるんだぜ。利権がなかったら、原発にこんなにこだわらないんじゃない?
|