偶蹄目の動物がかかる伝染病です。宮崎県の農家や関係者は大変な思いをしてるところです。過労死や自殺が出ないことを祈っております。
口蹄疫は、現在まったく治療法が無く、ワクチンはありますが、発症を抑える効果はあるものの、伝染を抑える効果はありません。伝搬力が非常に強く、空気感染もすると言われています。そのため、患畜とその関連牛・豚はすべて殺処分となります。それしか方法が無いのです。症状は、あちこちに、内臓も含めて水膨れができ、口にできたものが痛くて餌が食べられないし、食べても内臓に水膨れができているので消化できない。だんだん衰弱していきます。
疎開した種雄牛が感染していなければよいのですが・・・。この疎開した種雄牛は、宮崎というよりは日本の宝と言える牛たちなので。
どんどん感染が広がっているように見えますが、今のところ宮崎の2地区だけの発生なので、防疫措置は決して失敗してはいないと思います。口蹄疫の伝搬力なら、とっくに九州から四国・中国まで拡がっていてもおかしくありません。豚が潜伏期間が長いため、まだ増え続けていると考えられます。また、今回の口蹄疫は、はじめは牛で発見されましたが、豚の感受性が高いようです。
現在の最大の懸念は、イノシシやシカなどの野生動物に感染が広がることです。こうなると、防疫措置がとれません。清浄化が非常に難しくなります。
東京都にも、TOKYO X、東京しゃも、東京うこっけいなど、大変貴重な家畜品種があります。しかも、海外への出入り口のような場所。いつ宮崎のようになるとも限りません。そのため、多くのものを伊豆大島にある大島高校にあずけたり、受精卵を凍結保存するなどの措置を実施し、もしもの時に備えています。
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さて、動物ではありませんが、もう一つ、西多摩地区から南多摩地区にかけて、植物の重大な伝染病が出ています。プラムポックスウイルス(PPV)です。
実は動物にもPPVと呼ばれる伝染病がありますが、まったくの別もので、こちらはパラポックスウイルスです。円形の皮膚炎を起こす病気で、牛がかかると、乳頭が落ちてしまったりするやっかいな伝染病です。野生動物がかなり感染しているので根絶の難しいウイルス病です。
話をもどして、プラムポックスウイルス。世界ではじめて、梅での発生が確認されました。日本の、青梅市内で。海外ではモモやスモモでしか発生していません。実はかなり以前から問題になっていたのですが、東京大学が電子顕微鏡で調べるまでPPVとはわからなかったのです。海外では、モモやスモモに甚大な被害を起こしているウイルス病のため、現在都と国で根絶を目指して作業中です。発生の多い青梅市については、感染樹の伐採だけでなく、伝搬するアブラムシの防除を徹底的に行っています。しばらくすると、庭木も対象に調査と伐採が行われる予定です。もし、感染樹と診断された場合は、伐採されますが、保障金が出ますので、ご協力をお願いいたします。 |