趣味で身につけた芸が、暮らしに困ったときには生活を支える手段となる。
学校での勉強は、みんながすること・・・・ しっかり取り組まなくてはいけません。
でも、おけいこごとは別な物です。自分で努力し、身につけていくものです。 そうして身につけた技術が役に立った、うれしい事例を耳にしました。ご紹介しましょう。
有る教室の生徒、Aさんのことです。 Aさんは書写の練習を小学生から続けています。大学生になりまじめに頑張っていたAさんは無事就職し社会人としてのスタートを飾りました。
しばらく勤めていたある日、大学の教授から電話がありました。大学で働かないかとのお誘いです。何でも急に教授の担当の方が退職してしまい困っていたが、字も綺麗でまじめなAさんのことを思い出し電話をかけた、とのことでした。 たぶん、まじめに頑張っていた人は他にもいたことでしょう。でもAさんは、字が綺麗に書けるということがプラスされ白羽の矢がたったのです。
「小学生の時は親に言われて無理矢理始めた書写の練習、大人になったら趣味として続けてきたことで、こんなチャンスをもらえるとは思わなかった。」と、うれしそうに話してくれました。 そして、大学で働けることとなったAさんは、自分の努力次第で大学の講師、准教授・・・の道もあるとのことです。
まさに「芸は身を助ける」。きちんと自分に為に積み上げてきた力が役に立ったと言うことです。 どんな人にもこんなすばらしいチャンスがあるとは言い切れませんが、もしかしたらあなたにもチャンスが巡ってくるかもしれません。その時のためにしっかり自分を磨きましょう。
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