『おりいぶのあ』のたね

4人の子育てと猫育て?ドタバタの日常から生み出される作品は ネットショップで販売中♪ 発達障害という 面白い世界をただ今観察、研究中( ̄▽ ̄)
 
2013/02/13 16:19:00|発達障害と生きる
通級指導学級
もう2月も半ばで・・
中学生になった1号の1年も もうすぐ終わろうとしています。

またまた 戦いの1年でした。
この1年、1号はほとんど学校へは行きませんでした。
私の中にも いろんな葛藤があり
がっかりしたり 喜んだり
あきらめたり 戦ってみたり・・と
気持ちが落ち着くことはなかった・・のかな?

でも 悲観しているか、というとそうでもなく
たんたんと 毎日を過ごしてきた1年でした。

私たちも 試行錯誤しながら
うまくいったり うまくいかなかったり

そうやって 1年が終わろうとしています。
来年度から 在籍している中学校に
通級指導学級ができます。
先日、施設ができあがり 見学に行ってきましたが

本当にいいものができたと思います。

玄関を入ると 仕切ることができる吹き抜けたホールがあり
右手には小さな体育館のようなスペース、
個室の勉強部屋が 3つ(もちろんホワイトボード)
専用のトイレと更衣室、シャワー

職員室はガラス張りで どの部屋からも見え
通級相談室と 中学校の相談室がつながっていて
明るく いい雰囲気の学級でした。

今までは不便な思いをして
同じ市内の他の中学の通級へ
時々 通っていたので
来年から 少しは在籍校へ行く回数が
ふえてくれるとうれしいです。

そんな1号ですが・・・
この1年でどう変わったか。
状態は かなり良い方向にいっていると思います。
まず 気持ちをすぐに切り替えることができるようになりました。
自分の言動を客観的にみたり
劣等感を ユーモアで乗り切ることができるようになりました。

私たちにとって 本当にこれは大きな進歩。

私たちが 親としてのこだわりや
しつけを放棄すればするほど
彼は のびやかに明るく 素直になります。
反抗期なんて・・本当に無縁、っていうか
私が厳しくすればするほど
表情がなくなり 卑屈になり 無言になってしまう。

自由に生きている1号を見てこれでいいのか?と 
親として葛藤することもたくさんあるけど
でも 
彼の生活は人間らしい、といえば人間らしい生活なのです。
親の基準でなく
しつけというのは 
その子に合ったタイミングとリズムで
その子の理解に合わせたレベルと言葉で

段階に応じて やっていかないといけないんだなって
また 1号を通して学んでいます。

冬は ミノムシになるそうなので
(最初は意味不明だったが ・・今は理解できます笑!)
いつも 毛布にくるまっています。
最近はあまり 寝袋は使いません。笑。
時々 じゃまでイライラする私・・(ココロせまっ)

冬は 基本的に活動を自粛してるそうなのですが
中学校のスキー教室(2泊3日)には参加したのだから・・・
そうなっているのか。
普通さ、不登校で行事の時だけ参加って・・気まずくて
無理でしょ。って思うんだけど・・

そこが アスぺの不思議な生態ってやつかな?
とにかく今は新しく始まる4月からの生活を期待して
毎日を忍耐して生活いくしか・・方法はないかな、って
思ってます。

がんばるぞ〜!!(^_^)!








2013/01/14 15:21:00|暮らし
また・・1年・・

あっという間に新しい年が明け もう中旬。
昨日は あれよあれよという間に雪が積もり・・・
近くの公園は 一面・・雪景色!!

家を建てた時、植えたユーカリの木が
何度切っても すくすくと成長して・・・電線につく勢いに・・
それが・・なんと雪の重みで道路側へ倒れていました!!

午前中に美容院で1号の髪をきって帰ってきた私はびっくり!
これは何とかしなければ・・と 幹を引っ張ってみたけど

もちろん、全然びくともしない。

こりゃ 困った。
ほんとに 困った。

もう これは切るしかないね。しかも・・・錆びついた薄っぺらい
のこぎりで・・・(苦笑)

おりゃぁぁあ〜〜〜〜!!とばかりに
叫びながら びしょびしょになって切りましたよ。
立派になったユーカリの木。。。

で。
やっとのことで切ったユーカリ。
えらいっこっちゃ。びくとも動かない。
たぶん60kgくらいはあるんじゃないかな。

それでも 痛めている腰と首に鞭打って
えいや〜〜ってぴぱって 幹に乗ったり
2号と3号に手伝ってもらって
なんとか。。。敷地に移動。
しばらくは・・この状態かな。とほほ・・・


さて。
冬休みは。なんだかゆっくりしたような・・大変だったような。
お正月は 久しぶりにねて過ごしました。
クリスマス前から出ていた咳が 気管支炎の状態になり
声が出なくなり・・・しゃべることもままならなくなりました・・

おせちは・・新年あけてから ちょっぴりだけ作りました!
妹が送ってくれたエビの味噌漬け(テレビで紹介された地元の名産)
があったから・・なんとか様になったかな。。

その代り・・・ホテルに食事に行きましたよ!
画像とるの忘れちゃったけど・・初めてのカニ食べ放題に
子供たちは大満足!
サイヤ人も私も ほんとに大満足!
来年もぜひ予約したいと思ったくらいおいしかった!

練習に明け暮れている2号は冬休みの間、
先生不在という状況に耐えながら
なんとか気持ちをつないできました。
先生がリンクにいなくて・・自主練を続けるっていうことは
やっぱり・・とても難しいもの。
だんだんとモチベーションをコントロールすることも
難しくなって・・めったにひかない風邪もひいたりして

それで考えたのが情報作戦。
サンタクロースが持ってきてくれたipodに
名演技、と言われるスケートの画像を取り込み
ためになりそうなスケートの本を買いまくって
スケートに集中できる環境を作りました。

本に出てくる情報(どんな大会の誰の演技)という事を
すぐに目で見られるようにしたことで
その時の点数や状況、
選手たちの背景、評価などが理解できるようにしました。

それから私もできるだけリンクへ行き
そばで見守るようにしました。
私が行く理由はもう一つ。

冬休みで込み合うリンクで 練習することは至難の業。
慣れていない小さい子供たちが
コーン内側のフィギュア練習スペースに入ってきたり
横切ってきたり

時には 接触事故も起きたりします。
コーチがいれば 防げたりすることもあります。
何かのために 大人が練習を見守ることはとても大事。
自分のムスメだけでなく
同じチームで練習しているすべての子供達のために
有効であるはず。
実際、おとといも ジャンプを跳んだ選手の着地点に
一般のおきゃくさんが入ってきて・・・
あやうく・・・
ふう〜〜・・ニアミスでした・・・
しかも・・お客さんは全く気が付いておらず
跳んだ選手が着地をずらして・・なんとかセーフ。

でもこんなとき
けがや事故がおきます。
うちの2号も よけるために体をひねって着地したため
足をひねってしまい、
しばらくジャンプの練習ができなくなったことがありました。



3号も時々リンクへ一緒に行っては 楽しんでいます・・!
そして私は・・・ 
また今年も相変わらず寒さに震えながら 
練習を見守っていくんだろうな。








2012/12/06 22:52:00|暮らし
最善を尽くす、ということ。

12月になりました。
今日、やっとこたつをだした我が家・・

ブログをみたら・・なんと 9月以来、
更新していませんでした・・

 

ちょうど 今の私にピッタリの言葉。。。
今の、というより 今年はこの言葉が
私の中に強く 語りかけとなって響いてきていました。

 

どんな状況にあっても 最善を尽くすこと・・。

 

9月といえば・・やってしまった ぎっくり腰!!
何度目か・・いや〜今回のは痛かったし
治らないんじゃないか、っていうくらい
ひどかったです。

3号は 劇団に入っていて
週に1回は 都心の方にレッスンに通っているのですが
その演技の発表のとき・・やってしまったぎっくり・・

目白からうちまで はたして帰りつくのか・・と
本気で心配になったくらい。
しっかりケアしないと、もう年ですね〜

2号のチームドクターに見てもらい
「スポーツ選手がするようなけがですけど・・・何したんですか?」
って聞かれて  ・・・・苦笑!
泣く演技中に 咳を我慢してぎっくりになった。とは
すぐには言えませんでした(笑)

11/27日に初めて大きなクラフト市のイベントに
参加することができ
本当に感謝でした。
腰の不安を引きずったまま
ネットショップも一時お休みさせてもらって
少しずつ準備しました。

それでも・・あまり思うようには進まなかったけど
できないときも・・最善を尽くす。
本当の意味で 学ぶことができました!

さて。
日曜日は 2号のスケートの大会が控えています。
先月、コーチが急病に倒れ
コーチ不在での大会。
しかも 昨日スケート靴が壊れてしまい
いつも先生に ブレードを手で研いでもらっていたこともあり
今日も 遅くまで靴の調整が行われました。

振り付けも 途中のまま先生が倒れてしまったので
昨日の最終調整でも  まだ直しが入ったほどでした。
最終的に直した演技を 一度も通しでやることなく
日曜日、本番に臨みます。

このようなシーンは これからスケート選手として
生きていく中で 絶対に通る道なのかもしれません。

与えられた環境、条件がどんな場合でも
最善を尽くすこと。

 

今の自分にできる最高のものを捧げること。
どんな時も それを喜びをもってすること。

誰にも評価されることじゃないし
自分の内側と向き合わなきゃできないことだけど

いまの2号にこのことが必要だったから起こったこと。
乗り越えていってほしいです。
それに・・できれば そのような中でも
人に感動を与えることができるような
演技をしてほしいと願っています。








2012/09/06 10:18:23|コトバのしずく
Simple Acts
      


     わたしたちが 最善を尽くすとき
     自分やほかの人の 人生に
               どんな奇跡が起ころうとしているか
     自分では なかなかわからないものです

                     ヘレン・ケラー







夏季ジュニア大会の収穫

4日間に及んだ 夏季ジュニア東京大会は
日曜日、無事に幕を閉じました。
土曜日は 2号の応援のため
最終日は ジュニアクラスの先輩の応援(勉強のため演技を見に)
東伏見のリンクまで 2号と3号と行きました。

ノービスクラスもそうですが
やはりジュニアクラスになると
全国大会のような大きな大会で活躍している選手の演技も
見られることもあって  すごく刺激をいただきました!


私は・・というと
細かいジャンプの見分けはつかないので
この2日間、選手たちの楽曲と衣装の観察に
いそしんでいました・・!!


肝心な2号の結果は・・
公式試合初出場にしては・・・上出来の3位!!
お立ち台に立って 賞状と盾をいただきました。



演技はノーミス、ジャンプもすべて決まり、とても
落ち着いた演技ができたと思います。
しいて言えば・・・アクセルの着地がいつもより少しだけ
安定していなかったかな。
本人はごまかしたつもりですが・・・ふつうにみたらわからない部分が
私は少し気になりました。

加点を見込んでいた部分で加点が得られず
最後の練習まで 自分の演技に納得いかなかった
シットスピンで 3点も加点をもらっていたことが
本人は不思議でたまらないようでした。

会場ではニコニコしていた2号ですが、
自分のリンクに帰って 先生に結果報告した後、
「今日は練習しないで帰る」
そういって泣き出し  うちにつくまで泣いていました。

3位でもうれしくない私って変?
先生は3位で満足していなかった。
やっぱり1位を取るって信じてくれていたんだ、
なにがいけなかったんだろ・・・
どうしたら1位になれたんだろ、って言いながら・・・

時間を経るごとに悔しさが増してくるみたいで
一晩中おちこんだまま
今朝も ため息をつきながら
「今日、早退して練習行く」と 登校していきました。。。

大会前日、練習から早く引き上げることを勧めた私。
母親の勘は当たるもので なにか起こるんじゃないか、と
思っていました。


でも2号は いうことを聞かず最後まで練習。
練習中からいろいろあったみたいですが
帰りがけ 自分の悪口などを友達が言っていたのを聞いてしまい
その日の夜にも 2号の悪口を書かれたメールが
転送されてきました。

2号が一番好きで信頼していた友達だったため
ショックな様子で 私に相談してきた2号。
(ああ、大会前日なのに・・・やっぱり起こってしまった・・)と思った私・・・


「早く帰っておいで、っていうこと聞かないからよ」と
思わず言ってしまったのですが
このことが 大きな収穫を生む出来事になるとは
この時 思いもよりませんでした。

そのメールと リンクで言われていた悪口がきっかけで
Aちゃんという子が 自分も今まで本当は2号のこといろいろ悪口言っていた、
許してもらえないかもしれないけど 許してほしい。
自分もすごくつらかった、とメールで正直に謝ってくれたのです。

私から見ればAちゃんが2号の成長を恐れていることが
とてもよくわかっていました。
最初に入ったころの態度、今の態度、私に対する日ごろの言動。
もちろん、Aちゃんだけでなく 一緒に練習をがんばっている
たくさんの少女たちの 心の動きは
みていて切なくなるほどです。

仲良しクラブじゃないんだから
無理に友達付き合いしなくていいよ、
今は仲が良くても レベルが上がると 壊れる友情もあるよ、など
それとなく時々 2号に助言していたので
これを機会に 2号がどうするんだろう・・と思って 話を聞いていました。


Bちゃんに(2号の)悪口言ってるの?と 本人はメールで確かめたみたいですが
Bちゃんの答えはNO.
一晩考えて2号の出した答えは
Aちゃんも (自分の悪口言ってる仲良しの)Bちゃんも他の子も
みんな許す、ということでした。

実際、悪口を書かれたメールが転送されてきているので
Bちゃんはうそをついていることになるのですが
2号は 「別にそれでもかまわない」と さらり、と言いました。

ころりんの頃から 人の気持ちに敏感だった2号。
たくさんのつらい思いをし、山村留学中にも悲しいことがたくさんあり
誰を信じていいのか わからない、とこぼしていた時も
よくあったのですが・・・
その経験が無駄になっていなかった。
(そうだ!出会う人はみんな、、、自分に必要な人たちなんだ!!)

私は車を運転しながら
凛とした2号の態度に 感動していました。


「あなたの敵を愛しなさい」
「あなたの敵のために祈りなさい」
「7の70倍までゆるしなさい」

深い深い神様の言葉が 2号のものになった瞬間でした。

Aちゃんが正直に話してくれたことに 感謝し
Bちゃんのことは 自分といることで変わってくれたら・・
自分といるときにみせてくれる姿が Bちゃんの本当の姿かも・・・
自分は今、大会に集中することだけ・・

そう話す2号に 私は本当にうれしかったというか
誇りに思ったというか 成長したな〜って思って
なんというか・・・ うんうん、という 充実した気持ちで
大会会場まで行きました。

その後、またすばらしいことが起こりました!
2号のクラス(スケートの級)の滑走のあと、
AちゃんBちゃんのクラス(級)の滑走だったのですが
Aちゃんの演技がとても素晴らしかった!!

Aちゃんもとても丁寧な滑りと
美しい演技をする選手なのですが
今までは Bちゃんの方が目立って褒められることが多かったのです・・・
ところがAちゃん、みごとにそのクラスで、圧倒的な得点で1位を取りました!

正しいことをした人の心は 本当にきよめられるんだな、
そしてそのきよさは 人の内側を通り越して
外に向かってあふれでるんだな、って事を
見ることができた瞬間でした!
ああ、
神さまは2号にこのことを知ってほしかったんだ!!


真実を悟ることの素晴らしさに
私は またまた感動で胸がいっぱいになりました。


3位という成績よりも  この経験を通して一番大事なものを得た
今大会。
2号は客観的にこのことを見ることはできないので
真実が良く見えていないのですが・・
(それでもいいのだ!大人になればわかるのだ!)
本当に神さまに 感謝したいと思います!!

このことを通して Aちゃんもきっと何かを感じることができたのでは
ないでしょうか。

本人たちにしかわからない 心の葛藤。
勝ちたい気持ち。
負けたくない気持ち。
跳びたい気持ち。
友達としての気持ち。。。

お互いがいろんな経験を通して
傷つけあう関係でなく お互いを高めあう関係を築いていけるよう
私も微力ながら これからもみんなを見守っていきたいと思います。

「先生を全国大会に連れて行きたいな」
ポツリとつぶやいた2号、これからの目標です・・!!