「ぼくはうみがみたくなりました」上映会は無事に終了しました。 参加者は108名。これだけ多くの方に来て頂いても、料金を安く設定したので、大幅な赤字になりました。でも、これは予定通りなのです。 2000年6月に初めて「西多摩障害児教育を考える会」を立ち上げたころは、障害、特に発達障害についての情報は手に入れにくく、学習会を行えば、軽く100人のお客さんが来てくださいました。講師の謝礼と会場費を払っても、かなりのお金が残ったので、このお金は今後の赤字の際の補填に回そうとプールしていきました。 それから10年。障害についての情報はあふれています。情報の取捨選択も自由になり、学習会を行ってもお客さんが集まらないようになりました。一番少ない時は15人。これは講師に申し訳ない気持ちになりましたが、最初の頃の蓄えがありましたので、謝礼はきちんとできました。 そして、最近は年に一回のペースで、この蓄えを有効に使い切るためのイベントを行うようになりました。今回の赤字を補填して、ようやくゴールが見えてきました。おそらく、もう一回イベントを行えば、すべて使い切ることができるでしょう。 安い料金で、障害に関する良い学びを体験していただくことを目標にして続けてきた会ですので、今回の上映会も参加した皆さんにお喜びいただくことで、責任を果たせた満足感があります。 次回はどんな企画をしようかと、今から楽しみです。ぜひまたお運びいただければ幸いです。 よろしくお願い致します。 |