おとといからTVは地震関連の報道のみ。
それはそれで構わないのだけど、一部の報道する側の姿勢はどうにかならないのだろうか?
福島第一原発一号機の件。
午前「障害復旧作業のために『管理された数値の範囲』内の放射性物質を含む気体の放出があり得る」と発表。
15:30前 観測された放射性物質の数値が朝の時点よりも増えていることが判明。
15:30過ぎ 一号機建屋が爆発により損壊。
その後 観測された放射性物質の数値が減少。
これをT社およびF社は「一号機の爆発により放射性物質の数値があがった」と報道した。
その後、数値が減少していることがわかるとまるで自社の報道を正当化させるがためのように「避難中の人が被曝した」との報道主体に切り替えている。
全く開いた口がふさがらない…。
被曝したといっても「人体に影響の無い範囲」という事実は「付け加え」のようなコメントに抑えてしまって…。
そもそもが「被曝した」という事実が判明したということは、その可能性も含めて調査対応体制ができていたということじゃないの?
基本的に俺も現政権の政策それにその実行能力については、常に疑問をもっている。
「平時」に政権に対する批判の目をもつことはマスコミの使命ではあるかもしれない。
けれども今は非常時。 指揮・命令系統の徹底、それに正しい情報の伝達が重要なこと。
こんなときに政府(対策本部)の指示、対応を批判含みで報道するという姿勢は、いたずらに社会に不安感を蔓延させるだけということがわからないのだろうか。
「原発の非常事態」という世界も注視する事実の中で、なんとかこの局面を「できる限りの最善策で解決させたい」と、どこの誰よりも比べようにならないくらい高い被爆の可能性を抱えながら対応している現地の作業員の人たちへの敬意はないのだろうか?
今は「ニュースバラエティ」はいらない。 くだらないキャスターたちの主観なんか全くいらない。 事実を正確に伝えるだけでいい。
そもそもこの地震関連の報道は誰に向けてのものなのだろうか?
被災地で情報を渇望している人にむけてのものではないのか? 被災地に住む知人の安否を気遣っている人にむけてのものではないのか?
よくあるバラエティの「衝撃映像」的な感覚で報道しているのであれば、こんな報道はやめてほしい。
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