海水魚を飼育するためには濾過するためのフィルターが必要です。 淡水魚でよく見かける水槽の上に置くタイプ(上部式・写真左)はやめましょう。
その理由は、水槽の上に置いた場合水槽との隙間から塩が析出してしまいます(毛細管現象です) また、次に出てきますが海水魚は照明が重要ですので、上部式だと光の入ってくる面積が減ってしまいこれまた×です。
海水魚を飼育する場合は水槽の横や下に置くタイプ(外部式・写真右)を選択しましょう。 例は私が使用しているコトブキ工芸のPowerFilterです。
中に入れる濾材は大きめの砕いたサンゴ(5〜10mm)です。 基本的に淡水魚のようなマットとかは使用しません。 砕いたサンゴは飼育水(海水)をアルカリ性に保つためにも必要です。 水道水で軽く洗ってから入れましょう。
水槽の底に敷く砂もサンゴの破片を使います。 こちらは2〜3mmの目の細かいものを綺麗に敷き詰めます。 これも水道水で軽く洗ってから入れましょう。
海水は、塩(調理用)は使用できません。 熱帯魚店に行くと色々な種類の人工海水の元(粉状になっています)を購入して、必ず水槽とは別のバケツか何かに指定された量を指定された真水で溶いて使います。 完全に溶けるまでは水槽に入れないでください。
溶けきったらゆっくり水槽に入れてフィルターをセットしてそのまま数日間何も入れず動かしておきます。 これは、水槽内の塩分濃度を一定にするために必要です。
次回は照明の話をしましょう。 |