2泊3日の駆け足の旅行から戻ってきました。木曽路の旅です。かなり前から続いている旅行で(うちの子どもたちは0歳から皆勤賞です)今年は3家族が集まりました。コースも内容もすっかり固定化していますが、あの川、あの森たちに毎年会いに行くような気分なので、満足しています。今年は、それにプラスして、それぞれの場所の人たちと思わぬ交流があり「また来年」と何回も約束しました。長く続けるって、いいなーと改めて思いました。 さて、和歌山ツアーの報告が全然できていませんね。携帯での投稿は文字数の関係で、後に宿題を残してしまうので考え物です。 みくまの支援学校のこと。プールを見たかったんです。20mの小ぶりなプールですが、縦に約半分に仕切られていて、一方は普通のプールですが、残りの半分はプールサイドからなだらかなスロープで少しずつ水に入れるようになっています。膝下くらいの浅さなので、四つん這いで入る子もいるそうです。子どもたちの目線で作られたプールなんです。 みくまの支援学校の施設には随所にこのような工夫が見られます。養護学校のまったくなかった地域に特殊学級ができ、小さな声が次第に集まって、学校を作ろうという運動に広がります。小学校の校舎を間借りする形で養護学校の分教室ができ、地域に根ざした地道な教育活動が続けられ、その中で議会請願を重ねて、9年後とうとう養護学校が開校します。その歴史に最初から立ち会われていたK先生に校舎を案内していただいたのです。校舎そのものが先生や子どもたちや保護者のみなさんの願いであり、分身であるように感じました。 開校から19年。K先生も今年度でご退職です。その年に訪問することができて、本当に良かったなーと思いました。学校づくりについての詳細は全障研出版部「まんがれ子どもたち」(絶版)という本に書かれています。ぜひお読みいただきたい一冊です。 |